男はもっと泣くべし [トピックニュース]
クリスマスが終わった後、必ずフランスのニュース番組に登場するのが、もらったプレゼントの転売や買取の話題。
お付き合いでやり取りされたプレゼントの中には行き場がなくて、結局、転売というようなことになってしまうのかもしれません。
そう言われると、クリスマス前には、プレゼントを何にするか考えるだけで憂鬱になるなんて人もいました。
お付き合いとなるといろいろ大変です。
さて、本日は “男の涙” についての話題です。
男は泣くもんじゃない!と昔から言われてきました。そして、男は泣かないというのが、何となくみんなの頭の中に刷り込まれています。
しかし、泣かないのは健康に悪いそうですよ。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局Franceinfoで2016年12月28日に放送)(▸をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
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この男性、何があったのか泣いています。そこへ現れた同僚の男性。
「男なら泣くなよ。情けない奴だな」と言って、去って行ってしまいました。
確かに泣くのは男じゃなく女の専売特許みたいなものです。
あるオランダの大学の調べによると、平均で男性は年間で6〜17回泣くのに対し、女性は30〜64回泣くそうです。
その理由は2つ考えられます。
一つは、泣くという行動に深く関係しているホルモン “プロラクチン“ が男性より女性に多いこと。
もう一つが、社会的な影響です。
例えば・・・映画を見ながら臆面もなく思いきりか泣いている女性。ふと隣を見るとパートナーの男性も泣いているではありませんか!
「なんであんたまで泣くの?!」となってしまいました。
男性が弱音を吐いたり慰めてもらいたい場合、女性よりずっと複雑な状況になってしまうのです。
英国の研究所マインドによると、男性は女性に比べて、親しい人に助けを求めたり悩みを打ち明けたりすることが少ないそうです。
これが自殺に大きく関係しているとか。
フランスでは自殺の75%が男子、英国では20〜49歳の男性の死亡原因の一位は自殺だそうです。
よって、ハフィントンポストの英語版では、男性はもっと泣くべきと推奨しています。
そしてこんなインタビュー映像を公開しています。
「最後に泣いたのはいつだったかな・・・・」
「今朝も泣いたし、昨日の夜、それに午後にも泣きました」
「私はそう頻繁には泣かないです」
「僕は何にでもすぐ泣いてしまいます」
「最後に泣いたのは、僕が自分の精神状態や自殺について話していた時です」
「恋人と別れた時に泣きました」
男性の皆さん、いろんな場面で涙を流しているようです。
「何れにしても、涙=弱みではありません。一つの感情表現であり、共感でもあるのです」とリポーターの女性。
パソコンの画面で泣いているのは、今年の伊勢志摩サミットでイケメンと話題になったカナダの首相ジャスティン・トルドーさん。
何かに感動して泣いているのでしょうか?
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、4枚入りのハムのパックに5枚目が入っているのを見つけた時は感動で泣きそうになった」
VDM (Vie de merde)より
記憶の範囲で、自分が一番泣いたのは、「けいおん!!」で、最後の学園祭ライブが終わった後、部室でありもしない来年のことを話しながら泣き出すシーンでした。あ、ヤバイ、思い出しただけで涙が・・・。
by opas10 (2016-12-30 22:04)
opas10さん
え〜っ、本当ですか!
でも確かにあのシーンはちょっとジーンと来るものがありました。
最近、ついに小さい文字が見えなくなって、メガネを作りました。
なんだかちょっと、さわちゃんのメガネに似てます。
by carotte (2016-12-31 15:15)