アルザス伝統のストーブ [アルザス地方]
ミシュランと言えばタイヤメーカーですが、星付きレストランでよく知られる、あのミシュランガイドの制作者でもあります。
そのミシュランガイドが、このほど、パリ及びその近郊にある “Bib Gourmand(ビブ・グルマン)” に選ばれたお店を発表しました。
そのお店が→こちら(グーグルマップ)。
因みに “ビブ・グルマン” とは、リーズナブルな価格で美味しい料理が食べられるという意味。
定食(前菜、メイン、デザート)は高くて32ユーロ。それ以下で食べられるお店ばかりだそうです。
パリにお住いの方やこれから旅行される方にとっては保存版です。
さて、日本も北のほうは雪で大変そうですが、フランスも年明けから北半分が寒気に覆われ、だいぶ冷え込んでいるようです。
本日は、そんな寒い冬に欠かせないストーブのお話です。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年1月2日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはアルザス地方の小さな村オルタング(Oltingue)。
寒い冬にはアルザス地方伝統のストーブに薪をくべます。
これがそのストーブ。陶器で出来ています。階段状になっているところには座れるらしいです。
この伝統のストーブ、形やデザインは様々ですが、どれも全て陶器で出来ています。
15世紀頃から作られるようになったとか。
先ほど自宅のストーブを見せてくれたドミニクさん、今でもこの手のストーブを作っているそうです。
「作り方は昔と同じ。全く変わっていません」
こんな風にして作っていくんですね。
「この陶板が熱を吸収して、それを外に放射してくれるんです。だから普通のストーブとはちょっと違うんです」
一方、オルタングから30キロほどのスイスの村コルノル(Cornol)では、古いストーブの修復が行われていました。
担当したのは、ドミニクさんの後継者ヴィクトールさん(26歳)です。
「古いものを修復するのはとても面白い仕事です」とヴィクトールさん。
8年前からドミニクさんに仕事を教えてもらい、今では会社を引き継いで社長も務めています。
2週間後、ご覧の通り古いストーブがきれいに生まれ変わりました。
「これは素晴らしい。朝起きるとこのストーブがまだ温かくて寒さを感じなくて済むんです。一生、手放せませんよ」
こちらのお宅のストーブも座れるようになってますね。
このストーブがあれば暖房費もだいぶ節約になるそうです。
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******** フランス人のつぶやき *******
「今日、12月も半ば、ひどい風邪を引いてしまった。当たり前だよね、冬だから。でも僕が住んでいるのは、気温36度のカリブ海の島グアドループ」
VDM (Vie de merde)より
あらためまして本年もどうぞよろしくお願い致します(^^
by MONSTER ZERO (2017-01-04 14:18)
MONSTER ZEROさん
明けましておめでとうございます。
こちらこそ今年もどうぞよろしくお願いします。
2017年が幸せな年になりますように!
by carotte (2017-01-05 13:20)
ミシュランが今度は実用的なガイドを出すんですね!関西版とか欲しいです(笑)
by opas10 (2017-01-09 22:13)
opas10さん
星付き高級料理店だけでなく、この手のガイドの日本版もほしいですね。とは言っても、あのミシュランガイドにはビブ・グルマンも掲載されているんですよ。日本語版にも載ってるんじゃないですかね。あまりたくさんはないですけど。
by carotte (2017-01-11 18:06)