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週末はリガで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅です。

 

 今回は、バルト海東岸に並ぶバルト三国の一つラトビア共和国の首都リガ(Riga)を訪ねます。

 

 人口は約70万人。通貨はユーロです。

 

 パリからは空路の直行便で2時間45分、帰りも直行便でほぼ同じくらい。

 

 さて、どんなところなんでしょう?

 

Latvia_Riga.jpg
 
 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年12月24日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 

 ここがリガ。

 

 空を映して青く見えるのはダウガバ川。なんだか舌をかみそうな名前。

 

 この川の向こうとこちらでは街の様子が異なっています。

 

 まず訪ねたのは川のこちら側にあり、ユネスコの世界遺産にもなっている旧市街。

 

 同じような街並みが続くせいか、リポーターさん道に迷ったようです。でも、この街並みこそがリガの見所の一つ。

 

 中世後期のハンザ同盟時代の街並みが残っています。レンガと石の建物はギルドハウス(ブラックヘッドのギルド)(上記地図の青印)。

 

 そしてリガのランドマークとなっている聖ペテロ教会(赤印)。上まで上がってみましょう。

 

 ここからはリガの街が一望できます。それにしても風が冷たそう。

 

 川向こうに見える近代的な建物群。その中の一つを訪ねてみましょう。

 

 ここはラトビア国立図書館です(オレンジ印)。ガラス張りでちょっと足がすくみそう。

 

 でも美しいですね。2014年に開館し、「光の城」とも呼ばれているそうです。

 

 棚に並ぶ書籍はすべて個人からの寄付。

 

 「ここに並ぶ本は、川向こうにあった旧図書館から市民の手から手へと渡されてここに運ばれてきました」と図書館の方。

 

 次はトラムに乗って中央市場へと向かいます(緑印)。ここはかつて飛行船の格納庫でした。この建物も世界遺産に含まれているそうです。

 

 毎日16万人が訪れるというこの市場、海の幸から山の幸までありとあらゆる食べ物が並んでいます。

 

 リポーターさん、リトアニア産チーズを試食。

 

 試食でお腹がいっぱいになったら腹ごなしに通りを散策。あちこちにアールヌーヴォー様式の建物が並びます。

 

 そして訪ねたのはリガ・アールヌーヴォー美術館(こげ茶印)。当時の部屋が再現されています。

 

 食堂もお風呂も、女中部屋も全部アールヌーヴォー。螺旋階段もこの通り。

 

 さて、ここらでお店に入ってちょっと一休み。ここ、創業1752年のRiga Black Magicは、チョコレートの老舗です。

 

 「ここは、18世紀には薬局だったんです。こちらへご案内します」と隠し扉を開け地下に降りると・・・カフェバーになっていました。

 

 ホットココアをいただいて身体が暖まったら、リガ大聖堂前で開催されているクリスマス市に行ってみましょう(黄印)。

 

 クリスマス用品だけでなく様々なものが売られています。あったかそうな帽子や手袋。

 

 「この模様はラトビアでは幸運の印なんです。なのでこれを身につけていると安心するんですよ」とお店の女性。

 

 遅くならないうちにホテルにチェックインしましょう。

 

 ここはHotel Justus(黄緑にベッドのマーク)。14世紀には修道院だった場所です。

 

 18世紀に再建された建物は世界遺産の一つになっています。

 

 「壁のレンガとレンガの間には砂と玉子を混ぜたものが詰められているので大変丈夫にできています」とホテルの方。

 

 どうやら14世紀の大聖堂の壁を使って作られた部屋のようです。

 

 翌日は、ちょっと変わった場所に行ってみましょう。

 

 ガラクタ市とはこのことか!というようなお店が並んでいます(場所は不明)。ぶらぶら歩いているとお店の男性からウォッカの差し入れ。一気に飲めと言われてもねえ〜。酔っ払っては取材ができません。

 

 食前酒もいただいたことだし、そろそろ夕食に出かけましょう。中世のラトビアを満喫できるレストランRozengrālsへ(オレンジにナイフとフォーク)。

 

 レンズ豆をベースにした燻製の魚と豚料理で一人20ユーロほどで食べられるそうです。

 

 さて今回の旅の費用は、飛行機代が216ユーロ、宿泊代が68ユーロ、食事が19ユーロ、アールヌーヴォー美術館が5ユーロ、聖ペテロ教会の展望台が9ユーロ、ホットココアが4ユーロ、トラムが4.60ユーロ、市場で購入したキャベツの甘酢漬けが2.15ユーロで、締めて327.75ユーロ(約40,000円)でした。

 

 

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CloudF_cats.jpg 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、トラムから降りようと立ち上がった途端、お腹の大きな女性が席を譲ってくれた勘違いして感謝してくれた。そんなわけで僕は、もう一つ先の停留所で降りることにした」

 

 

VDM (Vie de merde)より




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コメント 6

t-toshi

ここへも2015年10月に訪れました。とても、静かな落ち着いた街でありました。
by t-toshi (2017-01-08 11:16) 

carotte

t-toshiさん
さすが、ここもいらっしゃってましたか。
人口もちょうどいいくらいでワサワサしてない感じですよね。手渡しで本の引越しをしたくらいですから街に余裕があるんでしょうね。
by carotte (2017-01-08 15:14) 

rabbit

明けましておめでとうございます。今年も楽しませてください・・・よろしくお願いします。
by rabbit (2017-01-08 21:49) 

Lee

トップの写真が美しいですね。鳥の飛ぶ姿がナイスです。
リガも興味深く拝見しました。
by Lee (2017-01-08 23:40) 

carotte

rabbitさん
明けましておめでとうございます。
今年も気楽に読んでいただけるような記事を続けたいと思っています。お付き合いいただけると嬉しいです。
by carotte (2017-01-09 14:26) 

carotte

Leeさん
自分で撮影したお気に入りの写真を貼り付けて、ちょっと模様替えしてみました。週末旅のシリーズはTF1でまだまだ続くようですのでよかったらまたお訪ねください。
by carotte (2017-01-09 14:28) 

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