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世界のタクシー運転手1 [その他の国]

 何かのアレルギーか、半月ほど前から鼻水が止まらず、徐々に症状が悪化しているようだったので、このままではまずいと下北沢の耳鼻科に行ってきました。

 

 この時期、患者さんがたくさんいて、やっぱり待つなあと思いながら受付を済ませて空いているソファに腰掛ると、あまり聞いたことのない言葉が聞こえてくる。

 

 東南アジア系か?そうこうしていると隣では中国語で話している。

 

 診察を終えて診察室から出てくると、明らかに西洋系と思しきカップルがスペイン語かボルトガル語で話しをしている。

 

 去年も同じような時期に来たと思うのですが、外国人の姿は見かけなかった。

 

 ちょっと驚きました。下北沢には外国人がさらに増えているようです。

 

 それはさて置き、今日から五回のシリーズで世界のタクシー運転手を紹介します。

 

 第一回目の今日は、ニューヨークを訪ねます。

 

US_NY.jpg


 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2017年1月16日に放送)(をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



Feuilleton (1/5) : les taxis du monde entier

 

 800万人が暮らすというニューヨーク。空から見ると、どれがタクシーなのか一目瞭然。黄色のタクシー “イエローキャブ” です。

 

 30,000台の黄色いタクシーが民間輸送市場で競い合っているとか。

 

 そんな中、ちょっと変わった運転手さんを見つけました。この方、デヴィッドさんです。

 

 カメラ片手に車の運転。カシャカシャ撮りまくっています。

 

 「たいして確認もしないで撮ってるんです。アングルやら焦点やらは気にしません。フィーリングで撮ってるんです」

 

 こうして撮れた写真の数々。

 

 デヴィッドさんにとって興味のあるのは、日々変わってゆくニューヨークの姿。

 

 ここはニューヨーク南部にあるデヴィッドさんのご自宅。デヴィッドさん、ワンちゃん飼ってました。

 

 手にとって眺めている作品は、これらのアナログカメラで撮影したもの。どうやらデジカメでは撮影しないようです。

 

 日々、大都市を走り回っている人ならではの写真ばかり。

 

 そんなタクシードライバーの皆さんには自分たちのラジオ番組があるのだとか。

 

 司会はブルーのシャツのこの方、デイヴさんです。

 

 デイヴさんの父親も祖父も曽祖父もタクシー運転手。いわばタクシー一家の生まれです。もちろんご本人もご同業。

 

 毎週日曜日のこの時間には、同僚たちがこのスタジオに集まります。

 

 最近たびたび話題に上るのは市場を席巻し始めたウーバーです。

 

 「でも、ついこの間、電話で近くの車を手配しようとしている人が、すぐそばにタクシーが止まっているのを見つけて、ウーバーをキャンセルしてタクシーに乗り込むところを見たんだよ。そのうち状況は変わると思うね」と通称JFKと呼ばれるタクシー運転手。

 

 そしてもう一人のタクシードライバーがジョンさん、通称Cabtivist

 

 タクシーの運転の他に何か活動をしているらしい。

 

 この日、ジョンさんはブロードウェー界隈でお客を拾っていました。それには理由が・・・。

 

 乗せたお客にさっそく自分のステージを宣伝していたのです。

 

 ああ、ジョンさん、スタンダップコメディアンだったのですね。

 

 「タクシードライバーはいつも政治や事件について話したがるよね。その話がまた良いとこついてるんだよ」とお客。

 

 そして話題はトランプ大統領について・・・。

 

 ジョンさんが連れて行ってくれたのは自由の女神が見える場所。

 

 「1886年、自由の女神像をフランスから頂いた。そのお礼に何をあげたか?ミッキーマウスにユーロディズニー。お返しにしては貧相だ。フランス人の皆さんにはトランプがホワイトハウスにいる間はあの自由の女神像を持って帰ってくれと言わなくちゃならない。ド・ゴールがレジスタンスなら今はイエローキャブがレジスタンスだ。ニューヨークに来たらイエローキャブに乗って一緒にがんばりましょうや!」

 

 了解です!ニューヨークに行く機会があったらイエローキャブでレジスタンスやりますよ、私も。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、家までタクシーに乗り45ユーロを払った。運転手は目的地に到着すると当たり前のように駐車場に車を止めた。呆然とする私に運転手が言った。『いやあ、同じビルに住んでるんですよ』」

 

 

VDM (Vie de merde)より




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コメント 4

センニン

ご訪問 & nice! ありがとうございました。
また遊びに来ます。
by センニン (2017-02-06 20:41) 

carotte

センニンさん
こちらこそご訪問とnice!ありがとうございます。
私も下手ながらフルート吹いてるんですよ。いろいろ参考にさせていただいています。
by carotte (2017-02-08 16:53) 

opas10

でもそのフランスでもルペンが大統領になっちゃったら・・・。米仏のタクシードライバーがレジスタンスになっちゃいますね。
by opas10 (2017-02-12 12:30) 

carotte

opas10さん
それに、自由の女神は行き場がなくなっちゃいますねえ〜。そんなことにならないように祈るのみです。
by carotte (2017-02-18 17:14) 

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