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週末はアンドラ公国で [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 

 今回は、ピレネー山中にある小さな国、アンドラ公国を旅します。

 

 国の面積は468k㎡で、横浜市より少し広いくらい。人口は86000人足らず。通貨はユーロです。

 

 パリからのアクセスはなかなか難しい。

 

 一つの方法として、パリからまずトゥルーズまで空路で1時間20分。トゥルーズから公国まではレンタカーで3時間半ほど。

 

 これなら週末を利用して往復できそうです。 

Andorre01.png


  下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年2月11日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。 




 車は霧と雪の中を走ります。

 

 国境を越えるとトンネルが見えてきました。全長約3,000メートルのアンヴァリラ・トンネル(Tunnel d’Envalira)です(上記地図のこげ茶印)。有料で通行料は6.60ユーロ。

 

 「ちょっと高いけど、ここを通る方が簡単だからね」とリポーター。

 

 こうして到着したのが首都のアンドラ・ラ・ベリャ(Andorra la Vella)(赤印)。

 

 毎年、国境を越えてここにやってくる人の数は800万人にもなります。

 

 それもそのはず、免税で買い物ができるからです。ショーウィンドウを見ると61%引きなんて言う商品もあります。

 

 「私は40%割引で香水を購入しました」と女性。

 

 「私は洋服を30%引き、香水を40%引きで買いました」と別の女性。

 

 こんなに安くなるんじゃ買い物たくさんしてしまいますね。

 

 「ええ、お財布がからっぽになっちゃいます」

 

 アンドラ公国に来る目的は買い物だけではありません。スキーを楽しもうとやってくる人たちもたくさんいます。

 

 こちらはグランヴァリラ・スキー場(緑印)。ピレネー山脈の中でも大きなスキー場の一つだそうです。

 

 インストラクターのジェラールさんはよちよち歩きの前からスキーで滑っていたとか。

 

 まずはリフトに乗って頂上へ。

 

 これは素晴らしい眺め!雪をかぶったピレネーが一望できます。

 

 ここから滑り降りていきます。コースはこのスキー場全体で200キロあまり。初心者用のコースもあるのでペースを落として滑らなくてはなりません。

 

 そしてジェラールさんがお昼を食べるのにちょうどいいお店に案内してくれます。

 

 そこはスキー場のコースの途中にあるお店Refugi dels Llac dels Pessons(紫にナイフとフォーク)。

 

 ちなみにアンドラ公国の公用語はフランス語ではなくカタルーニャ語です。

 

 厨房を覗かせてもらうとおいしそうな煮込み料理が出来上がってきました。カタルーニャ地方の郷土料理エスクデージャ(escudella)です。

 

 「チキン、パスタ、ひよこ豆、キャベツ、肉、ソーセージなどを煮込んだ料理です」と料理人。

 

 これは全部が一度に食べられて、さらに体も温まりそうですね。

 

 エネルギーを補給したところで、ちょっと冒険してみましょう。ここは空中滑空の出発地点。

 

 「ここから550メートルを滑空できますよ。覚悟はいいですか?」と係りの方。

 

 ワン、ツー、スリー、Go!

 

 高さ30メートルの空中を滑り降りていきます。こうしてみていると大したことないように見えますが、実際はかなりスリルがありそうです。

 

 雪山を楽しんだら・・・温泉!

 

 アンドラ公国には天然の温泉があるらしい。とは言っても温度は35度と日本人からすると少し低め。体温より低いですもんね。でも湯気が出て暖かそうに見えます。

 

 ここは温泉センターCentre Termolúdic Caldea(オレンジ印)。

 

 次はちょっと変わったところに行ってみましょう。ここは屋外にあるバー。テクノミュージックに合わせてダンスで盛り上がってます。中には70歳と言う方も。

 

 この手のうるさい音楽が苦手という方は静かな場所へ。

 

 夜のスキー場を10分ほど上ると、こんな建物が見えてきました。雪の家イグルーです。

 

 ここが本日の宿Hotel IGLÚ(水色にベッド)。全部で5部屋あり、一部屋で6人まで泊まれます。

 

 とても暖かいとは思えませんが、貴重な体験にはなりそうです。

 

 宿泊+シャンパン+雪山散歩+夕食で130〜240ユーロだそうです。

 

 さて今回の費用は、トンネル通行料が6.60ユーロ、スキー代と温泉で102ユーロ、スキー一式レンタル代が33ユーロ、ランチが13ユーロ、空中滑空が20ユーロ、宿泊代が180ユーロで、締めて354.60ユーロ(約43,000円)でした。



 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、バカンスでスキー場にやってきた。ただいま初日の11時30分。すでに2つのコースを滑り降りてきた。最初の一つはスキーで、二つ目は担架で・・・」

 

VDM (Vie de merde)より




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