週末はリスボンで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
最近、旅行先としてポルトガルがフランス人に人気だそうですが、その首都リスボンを旅します。
パリからは空路の直行便で2時間半。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年6月24日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
リスボンと言えば・・・この路面電車。結構、左右に揺れてますね。
今回の旅人はこの方、ギヨームさんです。
トラムから降りるとガイドのエリオットさんが待っていました。路地を通って階段を上がり、到着したのがリスボンの街が見下ろせる丘の上。
リスボンは別名 “7つの丘の街” と呼ばれているそうです。丘と丘の間の平地にはぎっしりと建物が並んでいます。
「コンパクトにまとまった街なんです。10分もあれば異なる界隈を3つくらい見て回ることができます」とエリオットさん。
丘を下りて海岸を散策。このゴージャスな建物はベレンの塔(青印)。
16世紀、当時のポルトガル王マヌエル1世が、ヴァスコ・ダ・ガマの世界一周の偉業を記念して作らせた塔です。世界遺産に登録されています。
リスボンには名物の甘いお菓子もあります。
それがこれ、パステル・デ・ベレン(Pastel de Belém)。カスタードクリームのタルトです。
ここはお菓子と同じ名前のお店Pastéis de Belém(赤印)。創業は1837年。
「毎日、2万個ほど作っています」とお店の方。
ポルトガルに行けばからならずどこにでもあるというこのタルト。
「他の店と食べ比べてみてください。うちとの違いがわかるはずです」と支配人のミゲルさん。というわけで、ここのタルトを購入。
ミゲルさんのおすすめは、こうやって歩きながら食べること。これが美味しいらしいですよ。
次はちょっと変わった場所へ行ってみましょう。
これまでと打って変わって未来都市のようなこの眺め。ここは1998年に開催されたリスボン国際博覧会(Expo'98)の際に新しく開発された地区パルケ・ダス・ナソンイス(緑印)。
まずはこのロープウェイに乗ってみましょう。案内してくれるのはカルモさん。
この地域も20年の間に大きく変化を遂げました。並んでいるのは高級マンション。そしてスポーツを楽しむ市民の姿が多くなりました。さらに、コンサートホールや水族館もできました。
「エキスポ前は何もない空き地だったんです。エキスポで様々な建築物が作られましたが、それを再利用し、さらに幾つか新しい施設が加えられ、今のような姿になったんです」とカルモさん。
古い歴史のあるリスボンですが、新しいアートにも寛容です。ご覧のように街角にはストリートアートが溢れています。
「リスボンの夏はとても暑いのですが、そんな時は駐車場へ行ってみましょう」と言いながら、どんどん建物の中に入っていく旅人。
ここは何の変哲もない市営の駐車場ですが、7階の最上階まで行くと、そこは涼しい風の吹くバーになっていました(水色印)。
ここのテラスからはこんな美しい夕日を眺めることができるそうです。
さて、次は夕食を食べに市場Time Out Marketへ(オレンジ印)。
ここには40軒ほどの飲食店が集まっています。その中から選んだのがこのお店MERCADO DA RIBEIRA。シェフは女性。
量もたっぷりで洗練されたお味だとか。タコの上に散らしていたのはポテトチップス。ロゼワインと一緒にいただきます。
そろそろ今晩の宿Casa de Sao Mamedeへと向かいましょう(こげ茶印)。
こちらは18世紀に建てられた建物。客室は全部で26部屋。
「ここが1号室です。リラックスしてお泊りいただけるように、ホテルというより家族の一部屋というような感じにしています」とホテルのオーナー。
夜は、ポルトガルの歌ファドのライブを楽しみましょう。たくさんあるお店の中からリスボン大聖堂のすぐ近くにあるお店Clube de Fado(紫印)へ行ってみました。
ファドは愛や人々の日常を歌うポルトガルの歌謡曲。
ここではギターリスト兼作曲家でもあるマリオ・パシェーコさんの音楽を楽しむことができます。
さて今回の旅の費用は、旅費代が90ユーロ、宿泊代が80ユーロ、タルトが1ユーロ、食事代が12ユーロ、ファドのライブが10ユーロ、締めて合計193ユーロ(約24,000円)でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、フラジル人の彼女からポルトガル語でメールが届いた。ポルトガル語はよくわからないので、ネットで翻訳してもらったら・・・。グーグル翻訳で別れを告げられたのは僕が初めてに違いない」
VDM(Vie de Merde)より
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