バカンスの旅費を節約 [トピックニュース]
九州では大変な豪雨になっていますが、東京は梅雨とは思えないような晴れ間の広がる天気が続いています。
東京の水がめ(利根川水系)は87%とほぼ平年並み。もう一つの水がめが荒川水系で、こちらは平年の95%をだいぶ下回る62%。取水制限が始まったという話を聞きました。
梅雨明けは予報では7月末。これから雨の日が続くようになるのかどうか・・・。
さて、ペリゴール地方を旅している間に、フランスは本格的に夏のバカンスシーズンに入りました。
今週末には車での大移動が予想されています。
昔ならシトロエン2CVに荷物を詰めて家族が乗り込み国道を走って数日かけて南仏へと向かうというのが定番でした。
しかし、今では高速道路網が発達し、車の移動にそれほど時間がかからなくなりました。
しかし、問題がないわけでもなさそうです・・・。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年6月6日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
この時期になると道路の混雑具合がこんな風にして発表されます。
一番左側が曜日(金、土、日)、右側にはフランスの地図が描かれていますが黄色は混雑、赤は大混雑、緑は普通。
地図は左側が往路、右側が復路。さすがに週末は出かける人ばかりで戻る人は少ないようです。
土曜日は真っ赤で大混雑。高速道路の渋滞が心配されます。
そして、倹約家のフランス人にとって気になるのはその費用。どうすれば一番安く移動できるか?
こちらは高速道路のサービスエリアにあるお店。
ここでサンドイッチを買うというのが、1時間以上も高速を走ってきた人たちにとって一番早く楽にランチを食べる方法です。
でも、ちょっとお値段お高め。
「出発前に色々準備する時間もなかったんでね」と男性。
外ではお弁当を用意してきた人たちがベンチでお食事中。
「サンドイッチを買うと4〜5ユーロはします。お弁当なら安上がりですし、食事のバランスもいいですからね」と若い男性。
「高速では似たり寄ったりの物しか売ってませんよね」と女性。
取材班も高速でお昼を買ってみました。チキンサンド+水+デザートで8.60ユーロ(約1,100円)でした。
「高速を走っている人は皆、早く目的地に着きたいので時間の方を優先してしまうのですが、一度高速を降りてみると節約できることがよくわかります」と記者。
ここは高速を降りて5キロほどのところにある町ポン(Pons)。
パンやさんで同じような組み合わせでお昼を購入してみると、6.50ユーロ(約820円)ですみました。
どうして高速道路のお店は高いんでしょうか?この疑問に答えてくれるのがアクセル記者。
「24時間対応してくれる従業員がいること、店舗の家賃が高いこと、そして商品の保管スペースに限りがあるため何度も商品を搬入しなくてはなりません。それに加えて、時間と手間を省きたいという購入者の行動も値段に影響しています」
さらに昔は無料で走れた高速道路も今では有料です。しかもちょっと高い。
「例えば通行料が10ユーロだとすると、3ユーロが建設費や修理費に、3.90ユーロが税金に、1.30ユーロが維持費に当てられ、残りの1.80ユーロが利益ということになります」
はあ、そんなことになっているんですか・・・。それにしても税金が高いですね。
日本の通行料はどうなっているのか気になってきました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、一ヶ月前に車を人に売ったのだが、ものすごい請求書が届いて驚いた。高速料金の自動支払機をつけたままだったのだ。あいつ、明らかにフランス一周旅行の真っ最中だ」
VDM(Vie de Merde)より
コメント 0