オリーブ油 [トピックニュース]
先週はツール・ド・フランスの第10ステージと同じコースを辿りながらペリゴール地方を訪ねました。
そして11日の火曜日、無事にレースが行われました。
ペリグーのスタートの様子は→こちら。
スタート前はパレードもあったりしてお祭りみたいですね。スーパースターを一目見ようとたくさんの子供たちも集まっていました。
そして、中世の都市ドンムでの様子が→こちら。
あの二つの塔の門を選手たちが通過していくのが見えました。やっぱりここもお祭りでした。
さて本日は、オリーブ油のお話です。
今年、フランスのオリーブが不作で油の生産量は去年に比べると40%も減っているそうです。
原因は気候の変動の他に、生産者が減っていることもあげられるそうです。
日本でオリーブ油と言えば、イタリア産かスペイン産が主流ですが、フランスはどうなっているのでしょう?

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2017年7月11日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
フランスってオリーブ油の消費大国なんでしょうか?
「いえ、全然違いますよ」とリポーターさん。
フランス人は年間2リットルしか消費しないのに比べ、イタリア人は9リットル、ギリシャ人は16リットルも消費するそうです。
ということは、ギリシャ人は一ヶ月に500mlのボトルを少なくとも2本は使うってことになりますね!かなりの量です。
フランスで売られているオリーブ油のうちフランス産は4.5%ですが、残りは一体どこから来るのでしょう?
「基本的には欧州産のものです」
4分の3がギリシャ、スペイン、イタリア産。残りがチュニジア産です。チュニジアは世界第4位のオリーブ油生産国だそうです。
どこで生産されたかを見分けるには瓶のラベルを見ればいいのですが、それがなかなかわかりにくいとか。
「例えば、このイタリアブランドのオリーブ油ですが、この下の方に小さい字で “EUのオリーブ油(複数)から作られた” と書かれています。ということは、産地の異なるオリーブ油をブレンドして作られたということになり、どこの国のものかは分かりません」
フランスで生産されているオリーブ油は小規模農家のものがほとんどで手作り。
そして、例のAOCやAOPの認証を受けているものが多く、20ユーロの高値で売られているそうです。
今や日本の一般家庭でもオリーブ油は必需品。わが家も同様です。
でも、イタリア産かスペイン産がほとんどで、フランス産は使った覚えがありません。
そもそもあまり輸入されてないのかもしれません。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、床にこぼした油を吸い取るには小麦粉を使うと良いというのは誰でも知ってること。16歳になるうちの息子、床にこぼした小麦粉を吸い取るのにオリーブ油をまき散らした」
VDM(Vie de Merde)より
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