ヴェロタクシー急増 [トピックニュース]
7月ももう終わります。
しかし、感覚的にはもっと先を行っていて、8月中旬くらい。
何しろ東京は早くから暑かったですからねえ〜。しかも空梅雨。
長〜い夏になりそうです
それはさておき、ぼちぼち観光客が戻ってきたというパリ。
最近、急増しているのが観光客を乗せて走るヴェロタクシー。
このヴェロタクシーを巡って問題が発生しているようです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2017年7月27日に生放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ヴェロタクシーとはこれ。東南アジアで良く見かけるトゥクトゥクと同じで、観光客を乗せて名所旧跡を回ります。
パリのはやや近代的でおしゃれなデザインになっています。いや、やっぱり東南アジアと同じようなタイプもあるような・・・。
10年前に比べると10倍に増え、毎日、400台あまりのヴェロタクシーがパリの街を走り回っているとか。
その中には、お客を騙すタチの悪い運転手もいるようで、競争の激化とともにヴェロタクシー同士の争いが頻発しているそうです。
「盗んだと同じだ。盗んだじゃないか!盗みだ!」
顔がぼかしてある方が、法外な料金を支払わせるインチキ運転手たちらしい。
毎年3,200万人余りの観光客が訪れるパリは巨大市場。
こちらの男性は4年前にヴェロタクシーを手に入れ、毎日、観光客を乗せて走っています。これで月々1,600ユーロ(約20万円)の収入を得ています。
この業界、どうやらフランス、ブルガリア、ルーマニアの三つのグループに分かれて、それぞれ縄張りを守りながら仕事をしているようです。
ノートルダム大聖堂のあたりはフランス語圏の縄張り。ここから2キロほど離れたコンコルド広場になるとブルガリア。
「この辺りは全然大丈夫です。問題なし」と運転手。
しかし、ルーブルあたりになると雰囲気が怪しくなります。向こうからルーマニア組が来ているようです。
「ああいうのが、しょっちゅうお客を騙してるんです」
顔がぼかしてある運転手、観光客が運賃を支払おうとしたら、あちこち寄ったから倍の額を払えと要求しているらしい。
そこで緑のチョッキをつけたあのおじさん登場。
観光客を行かせると、インチキ運転手に「警察に通報するぞ」と一言。
するとすごすごと立ち去るインチキ。
「出発する時は20ユーロだったのに、到着するとその2倍を要求したんです。こういうことをされると僕たちの印象まで悪くなってしまいます」
このヴェロタクシー、運転手が所有しているケースはあまりなく、たいてい業者からのレンタル。電動アシスト付きで、補助のパッテリーも付いています。
こちらの方は運転手兼レンタル業者。話によると税金を納めていないらしい。
「この業界を監督する部署がありませんから、それが利点とも言えます」
一方、別の業者のヴァンサンさんは今の状態に憂慮しています。
「当局が早急に対策を取ってくれないと、我々の業界は立ち行かなくなると思います」
これまでにパリ市が行ってきた対策といえば、観光エリアには駐輪を禁止していることくらい。
しかし、状況はこの有様。とても守られてるとは言い難し。
次の対策としてパリ市は、正式なヴェロタクシーとして認可するための保証ラベルのようなものを作るべく検討しているそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ボストンで迷子になってしまい、タクシーに乗ることにした。行き先の住所を見せると、運転手が車を発進させ500メートルほど走って止まった。そこがすでに目的地!料金は深夜料金とかで17ユーロも払わされた」
VDM(Vie de Merde)より
2017-07-29 00:00
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