ノーカーデー [パリ]
11月1日から、エッフェル塔のチケット代が25ユーロに値上げされるそうです。現行は17ユーロ。
ただし、エレベーターで最上階まで登る場合の料金です。
階段を使って第二展望台まで上がるだけなら7ユーロですみます。でもやっぱりどうせなら最上階まで行きたいですよね。
そうなると日本円にして3,300円ほど払わなくてはなりません。ユーロ高の影響もあってかなり高い感じがします。
なんだか高すぎるんじゃない?と思っていたら、そうでもなさそうです。
例えば、ロンドンの大観覧車はユーロに換算すると26ユーロ、サグラダファミリアは29ユーロ(ただしオーディオガイド付き。単なる見学だけなら15ユーロ)、ニューヨークの自由の女神は28.50ドル=24ユーロ。
となると特にエッフェル塔が高いとは言い切れません。
それなら値上げも致し方なしですかね。あの防弾ガラスの工事でお金もかかることですし・・・。
さて、そのエッフェル塔のあるパリで、10月1日の日曜日、ノーカーデーが実施されました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2017年10月1日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
午前11時から午後18時まで車はパリを走ることができません。早速、このようなフェンスが道路に設けられました。
しかし、そのことを知らずにここまで走ってきたドライバーたちは戸惑い気味。怒り出す人もいます。
「どうやってここから出りゃいいんだ?!」
シャンゼリゼ通りやエトワール広場もご覧の通り。
何台か走っている車もあるようですがこれは例外。特別な理由で許可されても時速30キロ以上で走ってはいけません。
いつも車が走る道路は、歩行者や自転車に乗る人たちに占領されています。
「息をするのが楽になった感じです。それに騒音が少ないのでホッとできます」と女性。
「気持ちよく息ができて、リラックスして歩けます」と男性。
この日のために地方から自転車に乗ってやってきたグループもいます。
「車の走らないパリなんて夢のようですよ。なんか幸せを感じます」と男性。
ノーカーデーの目的は、大気汚染を減らしてキレイな空気で呼吸ができるようになること。
実際、その効果のほどはどうなんでしょう?
「正直言って空気がキレイになったとはすぐには感じませんね。ただ、都会に暮らす子供達にとっては、こういうことがあってもいいかなと思います」と男性。
確かにそんなにすぐには効果は出ないですよね。
とは言うものの、昨年行われたノーカーデーでは、20〜35%の改善が認められたそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、結婚して5年になる妻が、全てを変えることにしたようだ。仕事を変え、車を買い換え、そして夫の僕も取り換えられることに・・・」
VDM(Vie de Merde)より
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