フランスの食のお宝4 [フランスの郷土料理]
昨日の午前中は天国のような晴天が永遠に続きそうに見えましたが、残念ながら午後には雲が空を覆い始めてしまいました。
ああ・・・。東京地方はまたしばらく雨や曇りの日が続きそうです。
さて、フランスの郷土料理シリーズも今日が最後になりました。
最後は、日本でもよく知られている料理グラタン・ドフィノワ。じゃがいものグラタンです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年10月13日に生放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
これがグラタン・ドフィノワ。
フランス全土で作られ食べられている料理です。
作る人によってちょっとずつ手が加えられ、個性的な味になっています。
今回は元祖グラタン・ドフィノワを探して、その発祥の地ドフィネ地方へとやってきました。
本物を作ってくださるのはこの方、マルセルさんです。
材料はスーパーで調達します。
生クリーム、牛乳、ニンニク等々、そして主役のジャガイモも忘れてはいけません。
かなりの量のジャガイモをお買い求めになりました。
全部が揃ったらお会計を済ませて帰宅。
自宅の厨房でいよいよ調理開始です。
お友達のミレイユさんに手伝ってもらいながらジャガイモの皮をむきます。
そして、スライス。まな板を使わずに見事に薄切りにします。
長年この作業をやらないとここまでの技術は習得できないですね。
「薄くスライスすればするほどとろけるようなグラタンになります」とマルセルさん。
ニンニク、バター、牛乳、生クリームを加え、最後にチーズのスライスをのせます。
これをオーブンに入れ火を通します。
その匂いを察知してか、息子さん夫婦がやってきました。
そして、猫ちゃんもなにやら気になる様子。
途中でナイフを刺してどんな具合か確かめます。
約1時間ほどで焼き上がりです。とろとろになってて美味しそうですねえ〜。
「皆さん、似たようなものを作ってグラタン・ドフィノワと言っているようですけど・・・」とマルセルさん。
「これが本物のグラタン・ドフィノワですよ。これを変な風に変えちゃいけないですよ」とマルセルさんのお友達。
寒いが続くと、こういう暖かいものが食べたくなります。このジャガイモのグラタンは材料も日本で手に入るので簡単に作れそうです。
因みに、お供に飲むワインはボジョレーがいいそうです。
来月解禁になるボジョレ・ヌヴォーでも行けそうな気がします。解禁日は11月16日木曜日。
終わり。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、大好きな彼女と電話しながらジャガイモの皮をむいていた。ちょうどむき上がったジャガイモを水を張ったボールに投げ込んだら、チャポン!と音がした。すると電話のむこうの彼女が言った。『あら、トイレにいるの。じゃあまたね』」
VDM(Vie de Merde)より
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