サヴォワ地方のお城3 [ローヌ=アルプ地方]
東京は昨日も寒い一日になりました。もう秋を通り越して冬ですね。
さて、今週はフランス東部サヴォワ地方のお城を紹介しています。
シリーズの三回目は、かつてこの一帯を治めていたサヴォイヤ伯爵家が宮廷を置いていたシャンベリから15キロほどのところにあるモンフルリ城(château de Montfleury)を訪ねます。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年11月1日に生放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばk、mらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
緑の中に見えてきたのがモンフルリ城です。13世紀に建てられました。
前二つのお城と違い、何度も持ち主が変わったせいか、19世紀まであちこち手が加えられました。
現在の城主がこちらの方、マルクさんです。1972年にこのお城を手に入れました。
「屋根も壁も室内も全部自分で修理します。お城の召使のようなものです。それと同時に城主でもあるんです」とマルクさん。
さあ、これからご自身で見学者を案内します。
ここは台所兼食堂。かつては大きな暖炉でお料理を作り、召使が城主に食事を運んでいたのでしょう。
そしてこちらはリビングでしょうか?ここに置いてある家具はすべてマルクさんが修理したそうです。
お城には一時期、この肖像画の女性が住んでいました。スタンダールの愛人だったマダム・アジュール。
青い服を着ていることが多かったため、こう呼ばれていたそうです。本名はアルベルト・ドゥ・リュバンプレ(Alberthe de Rubempré)。
次にマルクさんが案内してくれた部屋はこちら。マルクさんが集めた自転車のコレクションを展示してあるお部屋です。
すごいですね、壁いっぱいに自転車が飾ってあります。
マルクさんのコレクションはこれだけにとどまりません。兵隊がかぶっていた鉄のヘルメット、日本風に言えば兜。中世のものから近代のものまで揃っているようです。
さらに、鉄砲や剣もあります。展示するだけでなく販売もします。骨董屋さんみたいですね。
マルクさん、お城の修復も誰にも頼らず自分一人でやったと言いますからすごい方です。
「好きなんですよ。情熱に突き動かされているだけなんです。いろいろやりたいことが出てくるからやっているんです」
たった一人で修復となると、こんな感じになるらしい。ちょっと怖いですね。
ここには年間3000人ほどの見学者が訪れると言います。
コレクションの古い自転車は見るだけでなく実際に乗ることもできるようです。
そしてマルクさん、なんと絵まで描くそうです。こちらがマルクさんの描いたお城の絵。
マルチに活躍しているのが今回の城主でした。
続く・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、彼女との初めての夜。ことが終わって彼女が言った。『おめでとう!あなたはこれで1000人目の訪問者よ!』」
VDM(Vie de Merde)より
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