週末はローザンヌで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はレマン湖の岸辺にあるスイスの町ローザンヌ(Lausanne)を旅します。
パリからは高速列車で約4時間。湖畔の町へいざ出発!
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年11月25日に生放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばk、mらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
スイスとフランスにまたがる大きな湖レマン湖。ジュネーブからローザンヌまで観光船に乗って行くこともできます。
階段状に建物の並ぶローザンヌ。人口は13万人。平らなところもあるようですが坂道もあります。
町には3つの丘があります。その一つに行ってみましょう。
そのためには、この200段ほどある階段を登らなくてはなりません。こりゃちょっと大変ですね。
しかしがんばって登るだけのことはあります。丘の上にはこのローザンヌ大聖堂が立っていました(青印)。
スイスで最も大きなゴシック建築です。ここの鐘楼から見る町の眺めは格別。
「写真を撮るのに絶好の場所です。あの長い階段を上ってきてよかったなと思います」と女性。
「ここからの眺めは本当に素晴らしいです。湖の向こうにはアルプスの山々が見えていて実に美しい」と男性。
さて、ローザンヌは国際オリンピック委員会の本部があることでも知られています。訪ねたのはオリンピック博物館(赤印)。玄関の前にはクーベルタン男爵の像が立っています。その横には聖火の炎が燃えています。
「オリンピックで最も重要なのは聖火リレーだということがお分かり頂けると思います」と責任者の方。
1915年、第一次世界大戦の最中、フランス人クーベルタン男爵はオリンピック委員会の本部をローザンヌに置くことを決定しました。
「クーベルタンはオリンピックの資料や記念品を保管しておくことのできる中立の場所が欲しかったのです」
ここには75,000点の品々と45,000にも及ぶ資料やビデオが保管されています。一番の人気は開催地ごとに作られたメダルです。こちらは1896年に開催された第一回目のオリンピックの時のメダル。そして聖火のトーチも展示されています。
このトラックはウサイン・ボルトの100メートルを再現したものです。取材班がボルトと一緒に走ってみるとに・・・。結果はこの通り。お疲れ様でした。
次に訪ねたのは水族館Aquatisです(水色印)。今年の10月にオープンしたばかり。宿泊施設やVivariumという動植物飼養場もある複合施設です。ガラスの向こうとは言え、怖そうなピラニアやワニもいました。
さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。スイスで安い宿を見つけるのは難しいのですが、バックパッカー向けの宿泊施設Lausanne Guesthouse & Backpackerに泊まることにしました(こげ茶印)。
ここはかつて鉄道員の宿舎として使われていた建物で、共同のキッチンがあります。お部屋は普通のホテルと変わりありません。宿泊税を払うと、滞在中ならトラム、バス、地下鉄が無料で乗車できるパスをくれます。
ランチは駅の向こう側にある食料品店Helvetimartで調達。ここにはスイスの特産品が並んでいます。丸いアルミに包まれていたのはクルミのタルトのようです。旅人さんたちはここで100%スイス製のサンドイッチを購入。
ローザンヌは13万人ほどの小さな町ですが劇場は12軒、映画館は20館ほどもあるそうです。
そこで世界でも数多くの映画フィルムを収集しているシネマテーク・スイス(緑印)を訪ねてみましょう。映写室には映写技師のドゥニさんがいました。
「100回近く見た映画もあります。でも全然疲れたりはしませんよ」
上映は毎日3回。他では見られない映画もあるそうです。
夜は観光船でディナー。いただくのはもちろんフォンデュ。
さて今回の旅の費用は、フェリーが25ユーロ、オリンピック博物館が15.5ユーロ、水族館が25ユーロ、大聖堂の鐘楼が3ユーロ、宿泊代が77ユーロ、サンドイッチが4ユーロ、シネマテーク・スイスが8.5ユーロ、観光船でのディナーが42ユーロで、締めて200ユーロ(約26,000円)でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、僕には僕なりのオリンピックがあることに気がついた。僕は4年ごとに失恋している」
VDM(Vie de Merde)より
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