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イタリアを巡る旅1 [イタリア]

 今日から5回のシリーズでイタリアを旅します。

 第一回目の今日は、イタリア南部プッリャ州バーリ県にある海辺の町ポリニャーノ・ア・マーレ(Polignano a Mare)です。

Rome_PolignanoAM.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2017年10月9日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 空から見たポリニャーノ・ア・マーレ。びっしり家が立ち並んでいます。

 昔、ここがギリシャ領だった頃、ネアポリスと呼ばれていたそうです。日本風に言えば “新町” 。

 その後、ローマ人、アラブ人、ノルマンディ人に次々と占領されてきました。

 それにしても海の色の美しいこと!海は地中海ではなくアドリア海です。

 朝の五時、ドメニコさんがボートで漁に出ます。

 東の水平線に朝日が昇り始めました。ドメニコさんにとっては50年以上も前から見続けてきた風景です。

 「子供の頃に父親に連れられて海に出ました。父には手伝が必要だったんです。それで私が手伝いました。以来、ずっとこの仕事を続けています」

 ドメニコさんは代々漁師の家系。お祖父さんもひいお祖父さん漁師だったそうです。

 釣りの餌はカニ。何が釣れるかといえば・・・タコ。

 ポリニャーノ・ア・マーレは昔からずっと漁師町でした。そのせいか建物はすべて海に向かって建てられています。

 この青く豊かな海と共に生きてきた町。

 その海の恵みがお鍋の中で湯気を上げています。

 ここはパスクワリーナさんのお宅。漁師町にふさわしく海鮮料理がお得意だそうです。

 今日はドメニコさんが釣り上げたタコを使った料理を作っています。

 「この町の郷土料理と言えば魚貝類の煮込み料理なんです」とパスクワリーナさん。

 材料は、タコの他に、ジャガイモ、赤タマネギ、トマトだけ。

 「新鮮で味にコクがあって素晴らしい料理です」と女性。

 「私はいつも愛情を持って料理を作ってるんです。その愛情がなかったら料理はやらないほうがいいわね」とパスクワリーナさん。

 イタリア人って料理といえば必ず愛とか言ってますよねえ〜。この間もイタリア関連の番組でそんなことを言っていたような・・・。

 それはともかくとして、この町には世界に知られる有名人がいました。

 それがこのブロンズ像の方、ドメニコ・モドゥーニョ。

 “ヴォラーレ” と言う歌を作曲し歌った大スターです。1958年のことでした。

 日本では最近、ジプシーキングスのカバーがビールのコマーシャルに使われたのでご存知の方も多いでしょう。

 この町出身のドメニコ・モドゥーニョが故郷への愛を込めて歌ったのがこの “ヴォラーレ” でした。

 そしてそのふるさとの風景がこれ。澄んだターコイズブルーの海と岩と家々。見とれてしまいますねえ〜。

 地理学者のヴィトーさんが海の洞窟を案内してくれます。

 「ここはこのような洞窟の上にできた珍しい町の一つです」

 おお、美しい!これは町のお宝ですねえ。

 しかし、洞窟の壁はもろくなっていて危険なので長くは居られません。

 一方、絶壁の岩から飛び込むのは自由。

 「子供の時から競い合って高いところから飛び込んでいました。でも水深が2メートルしかないので危険です」と男性。

 やはり慣れた人でないと難しいようです。これこそヴォラーレ(飛ぶ)ですね。

 続く・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、ほっぺに青あざができてしまった。階段から落ちたからだろうって?それとも殴られた?いやいや、母のセルライト除去用吸盤を私の顔に使ってみただけ・・・

VDM(Vie de Merde)より



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