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イタリアを巡る旅4 [イタリア]

 シリーズの四回目は、トゥルッロと呼ばれるとんがり屋根の家で知られるアルベルベッロ(Alberbelloe)を訪ねます。

Rome_Alberobello.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2017年10月12日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 たくさんのトゥルッロが並んでいます。中にはこんな印の描かれた屋根も。

 町の教会もこの通り、とんがり屋根。てっぺんには小さな鐘楼があります。美しいですね。中から天井を見るとこんな感じです。

 一般のお家はどんな風になっているんでしょう?

 フランチェスコさんは、父親や祖父と同じように、このとんがり屋根の家で生まれました。でも、ここでの生活は決して楽ではなかったそうです。

 「兄弟は4人いましたが一つのベッドで寝てました。こっちには小さなベッドがあって祖母が使っていました。こちらがキッチンで、奥が両親の寝室でした。今は我々夫婦の寝室です。昔はドアはなくカーテンで仕切られているだけでした」

 6〜7人の家族で住むにはちょっと狭いですが、二人だけだったらちょうどいいですね。しかも内装がステキ!

 午後になって甥御さんが二人を迎えにやってきました。ちょうど改築の終わった甥御さんの家でお茶に呼ばれました。

 中はフランチェスコさんの家よりずっと広々としています。

 「この町では近代的な建物に住む人は少ないんです。ほとんどがこの古い家に住んでいます。古い家には前の世代から引き継いできた歴史があります。こういう家に住めるのは幸せなんです」と甥御さん。

 この形の家が作られ始めたのは14世紀頃と考えられています。

 伝説によれば、2,000戸が漆喰を使わずに建てられたとか。建てるのに時間がかからず、税金も払わなくて済んだそうです。

 そして、とんがり帽の屋根には謎の印が描かれています。

 その屋根を作り続けてきた一族がこの方々です。現在で4代目。

 材料は石灰岩。これを整形して屋根にのせます。

 「このようにして重ねます。こうすると雨は下の石を伝って下へ流れていきます」

 先史時代から続けられてきた方法です。このやり方なら家が長持ちするそうです。

 「こちらの屋根はよくできています。これなら300年は保ちますよ」

 町の別の地域は観光客で賑わっています。こちらの夫婦はロンドンからやってきました。

 「外から見ると小さく見えましたが、中は広々としているので驚きました」と男性。

 かつてこの家には子供5人の他に家畜もいる家族が住んでいました。

 貧しい暮らしを見てきた家が、今では豪華な宿泊施設に生まれ変わりました。

 「ずっと前からこんなところで休暇を過ごしたいと思ってきたのよ。本当に美しい家です」と女性。

 夕食はプッリャ地方の郷土料理オレッキエッテをいただきます。文字通り耳の形をしたパスタです。

 「オレッキエッテは日曜日に食べるご馳走だったんです。昔は週に一度だけ贅沢をしてお肉を食べたんですが、その肉に入ったソースと一緒にオレッキエッテを食べました」と料理人。

 夜のアルベロベッロはピンク色にライトアップされていました。

 続く・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、コーヒーカップを割り、車のワイバーを壊し、シャワーのカーテンを破り、足をくじいた。これらが全部立ったの3時間以内に起きたことだ

VDM(Vie de Merde)より



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