お城のクリスマス [サントル・ロワール地方]
日曜日はいつもなら週末旅を紹介しているのですが、残念ながら放送がありませんでした。
次回、放送があることを期待しつつ、本日は、クリスマスの準備が始まったロワールのお城を幾つか紹介します。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年12月14日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
まずはこのお城から。アンボワーズ城です(青印)。
美しいステンドグラスのお部屋では、大きな暖炉に薪がくべられています。あったかそう。
ここではクリスマスの間、おもちゃが展示されます。
この部屋に展示されているのは16世紀頃のもの。サイコロにけん玉。ボーリングのようなおもちゃのお隣には馬のおもちゃ。
「男の子に人気です。これに跨がれば騎士になった気分になれますからね。恐らくフランソワ1世もこれで遊んだと思いますよ」とお城の副支配人。
クリスマスツリーがお城に飾られるようになったのは19世紀になってからのこと。
時代は産業革命の頃。当時の生活がうかがえるようなおもちゃが登場します。
自転車。当時はまだペダルはついていませんでした。それにおままごとの鍋やカップ。そして蒸気機関車のおもちゃもあります。
さて、次はアゼ=ル=リドー城です(赤印)。ここは、クリスマスのお菓子。
革命後の1791年にこの城を買い取ったのがビアンクール侯爵。そのリビングにカラフルで美味しそうなお菓子が置かれています。
台所にはこんなものが!お砂糖の塊でパン・ドゥ・シュークル(Pain de sucre)と言うそうです。なんだかシュールな感じ。
他にもペローの童話に登場しそうなお菓子が並んでいます。
「オレンジのコンフィやカシューナッツにクルミもあります」と責任者の方。
食堂の食卓は真っ白なお菓子で埋め尽くされています。
そして、娯楽室にはウェディングケーキのような大きなケーキ(ピエスモンテ)が並んでいます。
「アントナン・カレームのデッサンを元に再現したんです。こちらはラング・ドゥ・シャでできていますし、あちらはメレンゲです」
アントナン・カレームは19世紀に活躍した料理人兼パティシエ。“シェフ” と言う呼び名が使われるようになった初代の料理人です。
お次は・・・畑???ではなく、この花壇で育てられた植物を使ってお城を華やかに飾ります。そのお城がこちら、シュノンソー城です(緑印)。
お部屋ごとに色合いもスタイルも様々。見学する人の目を楽しませてくれます。
「来年の1月6日までクリスマスの照明が続きます」と装飾の責任者。
ディアーヌ・ドゥ・ポワティエやカトリーヌ・ドゥ・メディシスが暮らしたこのお城はクリスマスもエレガントです。
さあ、最後はフランソワ一世が建てたシャンボール城です。
照明に浮き上がるお城。その庭のイルミネーションを灯した樅の木が、おとぎの世界へと誘ってくれます。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、クリスマスのプレゼントを包むためのキレイな包み紙を買ってきた。早速、プレゼントを包んでテープで止めた。その時、包み紙に “Happy birthday!” と書かれてあるのに気がついた ![[がく~(落胆した顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/142.gif)
」
![[がく~(落胆した顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/142.gif)
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
2017-12-17 00:00
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