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30ユーロで晩ご飯4 [お料理実践編]

 昨日紹介した番組の最後に登場したシャンボール城で、先週末、マクロン仏大統領が40歳になるのを祝ってバースデーパーティーを開いたとか。

 実際の誕生日は12月21日なのでちょっと早めのお祝いです。

 まずは15日の金曜日、イノシシ狩りの後にお城で夕食会が開かれ、マクロン夫妻と招待客は近くの宿に宿泊。

 翌日は、上野動物園のシャンシャンより少し遅れてフランスの動物園で生まれたパンダを表敬訪問。パーティーはその夜に開かれたようです。

 これがちょっとした議論になってまして・・・。

 “国民がテロや移民問題や税金で苦労している時に、シャンボール城でパーティだって?王様気取りか?” なんて言われてるらしい(主に野党から)。

 私費だそうですが、どうなんでしょうねえ〜。ちょっとやり過ぎの感がなきにしもあらず。

 それはさて置き、月曜日は恒例の節約料理実践編です。

 様々な方にお願いして30ユーロで4人分の晩ご飯を作ってもらいます。

 前回はミシュラン三ツ星シェフが見事に予算内でプチ贅沢な料理を作ってくれました。今日はどんな方が作ってくれるんでしょう?

Paris_FeugerollesB.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年9月30日に生放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 本日はノルマンディ地方の都市カーン郊外にある町にやってきました。

 料理を作ってくれるのはこの男性、ステファヌさんです。料理学校の先生をしています。

 リポーターさんと一緒に市場へ材料を調達にやってきました。30ユーロを渡して出発。

 まずやってきたのは八百屋さん。

 「カボチャがお店に並ぶと秋が来たなあと思います」と言いながらカボチャを購入。1.60ユーロで残りは28.40ユーロ。

 次はデザート用の果物を買うようです。リンゴと洋梨で2.35ユーロ。残りは26.05ユーロ。

 メイン料理の付け合わせを作るのにニンジンとセロリアックを購入。これが3.50ユーロ。残り26.05ユーロを持って魚屋さんへ。

 ここで手に入れたのがタラ科の魚リュ・ジョーヌ(lieu jaune)。魚屋さんにおろしてもらいます。これが11.39ユーロなので残金は14.66ユーロ。

 あとはジロール茸と生クリームを買って6.34ユーロが残りました。でももう材料は全部揃ったようです。では厨房へ!

 先生に教わりながらリポーターさんも手伝います。

 まずはカボチャ。種をナイフで取り除き皮をむいたらぶつ切りに。これをバターで炒めてから茹でます。火が通ったら生クリームを加えミキサーをかけます。

 次はリンゴとニンジンをスライスし、洋梨とセロリアックをさいの目に切ります。これを全部一緒にバターで炒めます。香りづけにハーブをのせるのを忘れないように!

 魚はジロール茸と一緒に15分ほどオーブンに入れ焼きます。

 次はデザートに取り掛かります。パイ生地を4等分します。リンゴを半分に切ってそれぞれ薄くスライス。これをパイ生地に乗せ、180℃のオーブンに20分ほど入れるとこんな感じに仕上がります。カラメルソースを添えたら出来上がり。

 四人分のディナーが揃いました。前菜はカボチャのスープ、メインは魚のポワレと秋の味覚添え、デザートはりんごのタルトフィヌ。

 調理時間は2時間。かかった費用は23.65ユーロでした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、ニュートンはリンゴが落ちたおかげで重力を発見した。で、僕はヤシの実が頭に落ちてきたおかげで外科医を発見した

VDM(Vie de Merde)より



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