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レモンの収穫 [コート・ダジュール地方]

 年末ってどうしてこんなに忙しくなってしまうんでしょ。どなたさんも年内に事を片付けてしまおうなんて思っちゃダメ!

 とは言え、欧米は今週末から皆さん休暇に入ってしまうので、今さら日本でジタバタしてもどうにもなりません。「もう年明けだな!」となります。

 来週は少しのんびり仕事できそうです。そう願いたし。

 さて、そんな師走も押し迫ったこの時期、フランスのコートダジュールにある町マントンでは、レモンの収穫が始まったそうです。

Paris_Menton.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年12月21日に生放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 マントンと言えば、レモン祭りですが、それはまだ先のお話。

 今は、農家の皆さんがたわわに実った黄色い実の収穫に大忙しです。

 青々とした葉っぱに黄色い実。とても冬の風景には見えません。

 マントンの昨日の最高気温は14℃、最低気温は7〜8℃。

 冬でも晴れの日が多いコートダジュールですから、丘の上の果樹園など日当たりのいい場所ならもっと高いかもしれません。

 約250本のレモンの木があるこの果樹園では、100%オーガニックのレモンを栽培しています。

 「今年は水不足で大変でしたが、レモンなどの柑橘類は大きな影響を受けず、よく育ってくれました」と果樹園のオーナーのローランサン。

 元気のようさそうなレモン!数年前からIGP(原産地名称保護制度)の対象となっているそうです。

 日本のスーパーで売っているのに比べると一回り以上大きい感じがします。

 あんなに酸っぱいのに、顔一つ歪めずレモンをかじるローランさん。それとも甘いのかしら?

 「酸味を抑え、苦味もありません」とローランさんの息子さん。

 普通のレモンとはちょっと違う味がしそうな感じです。

 階段状に並ぶ家々が美しいマントンの街。その市場では採れたてのレモンがお店に並びます。

 マントンのレモン(Citron de Menton)はここで収穫されたレモンだけに付けられる名前です。

 そしてお値段はキロ当たり5ユーロ。不揃いのレモンは少し安めでしょうか?

 「ジュースにしたりタルトに入れたりしますよ。レモンの使い道は他にも色々ありますよ」と男性客。

 「寒い時期に熟すのがレモンなんだ。もいだばかりの時は緑色でも店に並べるときには黄色に色づいてるよ」とお店の方。

 「レモンは体にいいのよ。毎朝、レモンを食べると病気にならないですよ。冬も風邪をひかないですみます」と女性客。

 オーガニックで育った健康的なレモンならビタミンCもたくさん詰まっているのかしら?

 因みに、恒例のレモン祭りは来年の2月17日から5月4日に開催されるそうです。今回のテーマは “ハリウッド” 。

 賑やかになりそうですね!



******* フランス人のつぶやき *******

今日、母にジューサーなどプレゼントしなきゃよかった。何しろ2週間前から朝になると “ビタミンたっぷりの健康ジュース” が出てくるのだ。中身は、リンゴ、梨、レモン、アボカド、トマト、きゅうり、バナナ。ドロドロのジュースを飲まされるとは・・・

VDM(Vie de Merde)より



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