30ユーロで晩ご飯11 [お料理実践編]
先日、1ユーロが137円まで上がっていてびっくりしたのですが、あれよあれよと言う間に値を下げて、今日は133円まで落ちてきました。
どう考えても137円は上がりすぎですよねえ〜。正直、125円くらいになって欲しいところです。
さて、月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
第11回目の今日は、アルザス地方の大都市ストラスブールにお住いの、料理人兼ブロガーのレイラさんが挑戦してくれます。
レイラさんのブログは→こちら。料理教室も開いてらっしゃるようです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年1月2日に生放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
市場の八百屋さんに並ぶ野菜の数々。冬に必要な栄養素のことを考えながら献立を考えるレイラさん。この方が今日のチャレンジャーです。
「ビートは様々な料理に使われます。また抗酸化物質を多く含む野菜でもあり、生で食べるといいですね」
本日のメニューは、前菜がビートと赤キャベツとヤギのチーズのサラダ、メインが鶏とキノコのポピエットとカボチャ、デザートがアプフェルキシュル(Apfelkiechle)(アルザス風リンゴの天ぷら)。
では30ユーロを持って食材の買出しに出発。
上記のメニュー4人分を30ユーロで作らなくてはなりません。
まずは八百屋さんで野菜を調達。
カボチャは焼くだけで美味しく食べられるそうです。他にはマッシュルームにジロール茸も購入。合計で7.94ユーロ。残りは22.06ユーロ。
次は鳥肉のお店へ向かいます。七面鳥の薄切り胸肉を購入。これが7.60ユーロで、残りは14.46ユーロ。
デザート用にリンゴが必要です。味見をしてからどのリンゴにするか決めます。甘さの中に酸味があるのがいいそうです。
さらに、牛乳、玉子、生クリーム、山羊のチーズも忘れてはいけません。これらが全部で12.47ユーロ、残りは1.99ユーロ。
最後にベーコンを一切れを1ユーロで買って、0.99ユーロが残りました。
材料が全て揃ったら調理開始。
まずはメインのポピエットに取り掛かりましょう。ポピエットとは包み焼きのこと。
具にするキノコ、玉ねぎ、エシャロット、ベーコンをみじん切りにして炒めます。
カボチャは1センチほどの厚さにスライスして香りづけの野菜と一緒に170℃のオーブンに15分入れます。
その間に、先ほどの具を胸肉で包み込み糸で縛ったら玉ねぎのみじん切りと一緒にフライパンで焼きます。
そこに白ワインを加え弱火にして蓋をし火を通します。
次は前菜のサラダ。ビートは皮をむきスライサーでスライス。赤キャベツも千切りに。
これらを型に入れ、山羊のチーズをサンドイッチにします。砕いたクルミと西洋パセリを一ちぎり乗せたら出来上がり。
最後はデザート。
輪切りにしたリンゴをクレープ生地に浸したらフライパンで焼きます。焼きあがったらシナモン入り砂糖をまぶします。
「祖母がよく作ってくれたデザートなんです」とレイラさん。
これはアルザス地方伝統のデザート。
こうして約29ユーロで4人分の晩ご飯が完成しました。生クリームはポピエットのソース作りに使われたようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、私の誕生日だ。わが家ではバースデーケーキを焼くのはいつも私と決まっていて、私のために焼いてくれる者はいない。で、私の誕生日には何をしてくれたかというと・・・リンゴにロウソクを立てた」
VDM(Vie de Merde)より
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