大寒波と国際農業見本市 [トピックニュース]
2月24日土曜日、毎年恒例の国際農業見本市がパリのポルト・ドゥ・ヴェルサイユ(Porte de Versailles)で始まりました。
折しも、モスクワからの大寒波がフランスを襲い始めた時期と重なりました。
見本市の舞台裏と寒さ対策の様子を見てみましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年2月25日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
24日の朝6時半、起床の時間ですが簡単にはベッドを離れられません。
ファビアンさんは家畜を飼育していますが、他の同業者と同じように、ホールに設けられた宿泊施設で寝泊まりしています。
寝室には簡易ベッドが並んでました。これはちょっと寒そうな・・・。
案の定、寒さと隙間風でなかなか熟睡できません。
「昨晩はあまりに寒くて、馬の背にかける毛布をかぶって寝ましたよ(笑)」と食堂で朝食をとるファビアンさん。
いつもならとろりととろけているヌテラがカチコチです。
朝食を済ませたら、昨晩お世話になった毛布を馬に着せて足慣らしに屋外へ。外の温度は−3℃。
ひと段落したら、こうして汚れを落としてやります。ホースから出ているのは水???
朝の身支度をするのは馬だけではありません。ご覧の通り牛たちもキレイに磨きをかけてあげます。
牛たちが風邪をひかないように手早く済ませなくてはなりません。
「こうやってぬるま湯で洗い流してやります」と男性。
ああ、やっぱり冷たい水ではなかったですねえ〜。いくらなんでもねえ、気温−3℃で水はないですね。
寒さと戦っているのは動物たちだけではありません。会場の外で仕事をしている係員の皆さんも同様です。
何しろ一日中この寒さの中で仕事をしなくてはなりません。この女性、半分顔が隠れてます!
「こうやってあったかくしてないと風邪を引きますからね」
日本には24時間暖かい使い捨てカイロというのがあるのですが、フランスにはないですよね。
今、パリに行って売ったらかなり売れるでしょうねえ〜。千載一遇のビジネスチャ〜ンス!
「厚い靴下を履いてきたんですけど、つま先の感覚がなくなってますよ」と男性。
手にはコーヒーとお茶をミックスした飲み物。ご本人はおいしいとおっしゃってますが、ホントかな?
さて、会場の中はといえば、女性たちが家畜と一緒に藁の床で暖を取っています。
「隙間風が吹いて寒いんですけど、ここにいたらその寒さがかなり和らぎますよ」と女性。
いいなあ、私も一度でいいから藁の中で横になってみたい!
しかし、天気予報によれば、寒さはさらに厳しくなるそうです。
どうか皆さん、風邪などひかないように気をつけてください。
尚、見本市は3月5日で終了です。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、寒波の影響で乗っていた電車が故障で停車してしまった。それでも振替輸送の電車があったから助かったと思ったら、それも故障で止まってしまった・・・」
VDM(Vie de Merde)より
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