大寒波と欧州

　「目をつぶって回転しながら、縄跳びで三重跳びをしているような感じ」

　羽生選手が4回転ジャンプをしているときの感覚をこんなふうに説明してましたね。

　その感じ、なんとなく分かります。

　フィギュアスケート選手がジャンプしている時って、見ていてそんな感じですもん。

　さて、フランスでは “モスクワーパリ” と呼ばれる大寒波、ヨーロッパ全体を覆ってしまいました。

　各地の様子を見てみましょう。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。（フランスのTV局France 3で2018年2月26日に放送）

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

　まずはこちら。サン・ピエトロ広場。

　なにやら小学校の休み時間に雪合戦に興じる子供たちのよう。

　皆さん、立派な大人です。しかもこの方々、キリスト教（カトリック）を学ぶ学生さんたちです。

　積雪が珍しいのか、かなりエキサイトしてらっしゃいます。

　修道女の皆さんは足早に広場を横切って行きました。

　そして、息を飲むこの風景。絵葉書になりますね。

　コロッセオでは15センチの積雪を記録しました。木々も雪の重みで頭をかしげています。

　「私はポーランドから来ましたので、雪は慣れっこです。でもまさかローマで雪に合うとは思ってませんでしたね」と女性。

　こちらはドイツのミュンヘン。ただいまの時間は午前10時42分。

　−8℃とは思えないこの光景。屋外温水プールは今日も営業中。しかも使われているのは温泉。

　うわあ〜、あったかそうですねえ。プールサイドを水着で移動しても平気です。

　「やあ、ここは本当にいいとこですよ。おすすめです」と男性。

　一方、こちらでは凍りついた運河でカーリング。

　なんかちょっとオリンピックで見たカーリングとは違ってますが、基本は同じ。

　でもストーンが、あのパイプ詰まりをすっぽん！と取ってくれる器具にそっくり。

　天然の氷の表面はデコボコでしょうけど、皆さん、楽しんでらっしゃいます。

　そしてこちらは雪に覆われたウィーンの森。のんびりクロスカントリーを楽しむ女性の姿がありました。

　最後はこちら。自転車が水をかぶって凍りついています。

　ここはスイスのボーデン湖。岸辺のオブジェはどれも皆、氷。

　スイスでは−28℃を記録したとか。幸い、湖までも凍りつくところまでは行ってないようです。

＊＊＊＊＊＊＊　フランス人のつぶやき　＊＊＊＊＊＊＊

「今日は、この10年で最も寒い日になった。それなのに会社は、この日に窓の取り換え作業を行うことを決定した」

VDM（Vie de Merde）より

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