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週末はジェラルメで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はフランスのヴォージュ県にある町ジェラルメ(Gérardmer)を旅します。

 パリからは車で4時間半。列車+バスもあるようですが同じくらいの時間がかかります。

 1835年、文豪ヴィクトル・ユーゴーの兄アベル・ユーゴーが「ヴォージュの真珠」と呼んだことで知られるジェラルメ。

 どんなところなんでしょう?さあ、出発!

Paris_Gerardmer.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年2月24日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ここはジェラルメから数百メートル上にあるスキー場(青印)。週末をスキーで楽しむ人たちが各地からやってきます。

 今回の旅人が楽しんでいるのはスノーカイト。うまく風に乗って滑れたら楽しいですが、これがなかなか難しい・・・。

 どうやらインストラクターが遠くで見ながら指示してくれるようです。

 ジェラルメは19世紀後半からウィンタースポーツの中心地として知られるようになります。

 1922年には冬季オリンピックの候補地にもなりました。

 現在は冬のバカンス地として人気を集めています。バカンスシーズンには人口が二倍になるそうです。

 またジェラルメはフランスのテキスタイルの中心地でもあります。

 町には家庭用布製品のお店が30軒ほど軒をつられているそうです。その中の一つBlanc des Vosgesに入ってみましょう(赤印)。テーブルクロスやナフキンなどが販売されています。工場からの直売で通常価格の半額で手に入るそうです。

 「ここに会社が設立されたのが1833年のことでした。それは愛の物語から始まったのです」とガイドの女性。

 結婚したての若いカップルが設立した会社GARNIER-THIEBAUTが、この地にテキスタイルを根付かせる第一歩を記したのでした(緑印)。

 工場によってはこのような見学者を受け入れているそうです。

 次は、カフェMéméで甘いものをいただきましょう(オレンジ印)。お店の中は1960年代のグッズでいっぱい。そして出てきたのは、ビルベリーのタルト。

 「これはヴォージュの森の野生のビルベリーを使ったものですよね?」と旅人。

 「はい、その通りです」とお店の方。

 甘いものを補給したら、普段味わえないような冒険に出かけましょう。

 それは夜の雪山散策。もちろんガイドさんが案内してくれます。ここは標高1000メートルを超える山の中。風が吹いた時の体感温度は−15℃。凍えないようにホットワインを用意してくれてました。

 「世界に一人ぼっちで取り残されたような、不思議な気分を味わえます」と女性。

 ガイドさん、愉快な音楽で緊張をほぐしてくれます。

 夜の雪山散策はこのオーベルジュで終了です。ちょうどお腹も空いた頃、夕食が始まりました。

 ジャガイモ、チーズ、蒸煮のハムなどこの土地ならではのご馳走が並びます。こちらではマンステールチーズをオーブンで焼いた料理を食べていました。

 「強烈な匂いがしますが、口に入れるとまろやかでとても美味しいです」と女性。

 賑やかなお食事会になりました。今晩はこのままこのオーベルジュに泊まります。

 翌日は、スリル満点のジップラインを楽しみます。鳥のようにモミの木の林を滑降!

 重力を忘れて空中を飛び回った後は、地下深くに降りていきましょう。ここは鉱山Les Hautes-Mynes du Thillotの跡。

 16世紀から18世紀にかけて銅の採掘のために作られたそうです。今はもう鉱夫の姿はありませんが、コウモリがぐっすり眠ってました。そっとしておきましょう。

 さて、最後にお土産を求めて町の市場に向かいました。毎週日曜日は生産者が出店で直接販売する市が立ちます。

 立ち寄ったのはチーズのお店。いろいろオススメはあるようですが、購入したのはこのマンステールチーズ。

 ウォッシュ系のこのチーズ、昨晩の夕食にも出てきましたが、美味しいとは言うものの匂いが少々気になります。

 この匂いがちょっとねえとおっしゃる方には、こちらの飴はいかがでしょう。なんとヴォージュの森のモミの木の香りがするそうです。

 さて今回の旅の費用は、スノーカイトが37ユーロ、ビルベリーのタルトが3.80ユーロ、雪山散策+夕食+宿泊が66ユーロ、ジップラインが32ユーロ、高山見学が6ユーロ、モミの木の香りの飴が9.40ユーロで、締めて154.20ユーロ(約20,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、生徒の一人が言った。『先生はもう若くないからスキーはできないですよね』がっくりした私を見て別の生徒が言った。『そんなことないです。若いです。ただ、太ってるからスキーができないんですよね』

VDM(Vie de Merde)より



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