週末はサラマンカで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はスペイン西部の都市サラマンカ(Salamanca)を旅します。
パリからは空路でマドリードまで2時間10分、マドリードからサラマンカまで列車で約1時間半。
歴史ある都市の旧市街はユネスコの世界遺産に登録されているそうです。
では、観光に出発!
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年3月10日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
歴史を秘めた古い町並み。
「ここは学生の街、そして長い歴史を持つ街です。たとえばこの橋、ローマ時代に作られたものです。さあ、どんなところか見てみましょう」と今回の旅人。
まずは街の中心、マヨール広場に行ってみます(青印)。
「四方をアーケードに囲まれた広場です。雨の日は濡れないで済みますし、暑い日は日陰を歩くことができます。そして、広場ではイベントが開催されました。そのため建物には必ずバルコニーがついています」とガイドのアナさん。
18世紀に作られたこの広場、かつては闘牛場だったそうです。
今ではカフェやレストランが並んでいます。その中の一つに入って広場の眺めを楽しんでみましょう。
次はカテドラルに向かいます。
こちらは12世紀のロマネスク様式のカテドラル、そしてこちらが16世紀から18世紀にかけて作られたゴシック様式のカテドラル。
これだけの高さですから完成するのに200年かかりました。階段でテラスまで上がってみましょう。
眼下に見える街の眺めも素晴らしいですが、間近に見える建物の作りがまたすごいですね。
さて、お腹もすいてきたのでお昼をいただきましょう。
ここはRestaurante Bar Las Caballerizas。皆さん、カウンターで飲んだり食べたりしています。
昔は厩舎だったこの場所は、内戦時代には防空壕として使われていたそうです。
ここではサンドイッチやトルティーリャ(ジャガイモのオムレツ)などを食べることができます。
旅人さんが食べたのは各種盛り合わせ料理。これで8ユーロ。
急に現れたこのフランス人女性、サラマンカ大学の講師兼研究者のジャンヌさんです。
今年、創立800年を迎える大学の中を案内してくれました(緑印)。
スペインでもっとも古い大学だそうです。建物のファサードが美しいですねえ〜。
そしてこちらは図書館。天井の美しさに見とれてしまいます。
係りの人が保管庫から取り出して見せてくれたのが13世紀の手書きの本。オークションにかけたらものすごい金額で売れそうな・・・。
次は20分ほど車を走らせ、ちょっと変わった場所へ行ってみましょう。
ここはお城Castillo del Buen Amor。今晩の宿でもあります。一泊100ユーロでこちらの部屋に宿泊することができます。
「この窓は11世紀に作られたものです。ここは、かつて城の衛兵が暮らしていた部屋です」と支配人。
お城を維持し後世に残すためには費用がかかります。そのためホテルとして営業を始めたのだそうです。
日が傾きかけた頃、もう一度、マヨール広場に行ってみましょう。着いた頃にはすでに夜の帳が下りていました。
時間は6時半。ちょっと甘いものでも食べに行きましょう(水色印)。
スペインで甘いものといえばこれ。チュロスをドロドロのチョコレートにつけていただきます。
こちらのお店では若い人たちの姿が目立ちます。それもそのはず、サラマンカの人口のうち4分の1が学生だそうです。
フランス人留学生のアナさんと一緒にこの地方の郷土料理を食べることになりました。
それがこれ。鶏のトサカ料理。すごく美味しいらしい。
さて今回の旅の費用は、カテドラルの見学が4.75ユーロ、大学の見学が10ユーロ、宿泊代が100ユーロ、お昼のランチが8ユーロ、鶏のトサカ料理が1ユーロで、締めて123.75ユーロ(約16,000円)でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、学生寮で毎晩のように友人を呼んで騒いでいた隣人が出て行ったのでホッとした。やがて代わりの学生が入ってきた。そいつは毎日トロンボーンを練習を始めた」
VDM(Vie de Merde)より
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