30ユーロで晩ご飯18 [お料理実践編]
土日があっという間に過ぎて、また新しい週が始まりました。
月曜日は恒例の節約晩ご飯チャレンジシリーズ。料理の腕に自信のある皆さんに、30ユーロ(約4,000円)でフルメニューの晩ご飯を作っていただきます。
今回のチャレンジャーは、フランス南西部ベアルン地方にあるレストランLes Fontaines Fleuriesのオーナーシェフにしてマイスターの称号も持つフロリアンさんです。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年3月17日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
おひげの方がフロリアンさん。早速30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。
ベアルン地方はチーズが豊富なことで知られています。
「ええ、そうですね。それにハムなどの加工品や野菜も美味しいですよ」とフロリアンさん。
まずやってきたのがチーズ屋さん。今回はチーズづくしのメニューになりそうです。
まずは前菜に使う牛と羊のチーズ2種類、次にメイン料理用にヤギのチーズCrottins de Chèvre、そして最後にデザート用の羊のチーズGreuil de Brebisを購入。
「この羊のチーズは地元では蜂蜜やジャムと一緒に食べますよ」とチーズ屋さん。
チーズ代は締めて11.10ユーロで残りは18.90ユーロ。
次は八百屋さんへ向かいます。
前菜のチーズ料理に添えるヴルテ用にグリーンアスパラガスを1束、そしてイチゴを2パック買いました。合計で11.50ユーロで残りは7.40ユーロ。
早くも予算が残り少なくなってきましたが、まだまだ野菜が必要です。
カブ、サツマイモ、ニンジン、ブレットを購入。ブレットはヤギのチーズを包むのに使うようです。
追加の野菜は合計で3.20ユーロ、残りは4.20ユーロ。
最後は前菜用にイタリア産のハム “コッパ” を4切れ購入。これが2.30ユーロで残りは1.90ユーロ。
どうなることかと心配しましたが予算内でクリアです。
さあ、お店の厨房で調理の開始!
まずは前菜。おろしたチーズは200度の鉄板で5分間焼き、お煎餅に。硬くなる前に丸くカーブをつけます。
次にアスパラガスのヴルテを作ります。
ミジン切りにしたエシャロットをバターで炒めたら、切ったアスパラガスを加え、ビーフ出汁のスープで煮込みます。その後ミキサーにかけオリーブ油を加えたら出来上がり。
前菜はこんな風に盛り付けます。最後にマイスターが盛り付けたのは玉子の黄身のフライ。いろんな味と食感が楽しめそうな一品です。
次はメイン料理。
ヤギのチーズにはオリーブ油、コショウ、エストラゴンを混ぜておきます。
ブレットを湯がいたらチーズをのせ包みます。これをみじん切りの野菜の上にのせ、サツマイモのスライスをトッピングしたら出来上がり。
最後はデザート。
薄くて大きなクッキーのようなものはパ・タ・チューリップと言うらしい。そう言われるとチューリップの葉のように見えますね。ここに羊のチーズとスライスしたイチゴを盛り付けます。
「これは甘いチーズで甘酸っぱいイチゴとよく合います」
今回は春を感じさせる華やかな晩ご飯となりました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、春がやってきた!寒いのはもう終わり、雪も終わり、風邪も終わり。でも、ブルーマンデーだけは必ずやってくる」
VDM(Vie de Merde)より
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