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続・国鉄ストライキ [トピックニュース]

 フランス政府vs国鉄労働組合の戦いはソーシャルメディアにも及んでいるようです。

 今のところ国鉄擁護派のほうがやや優勢だとか。

 労働法改正の反対運動は今ひとつ盛り上がりに欠けましたが、今回の国鉄改革はそう簡単ではなさそうです。

 何れにしても世論を味方につけたほうが有利。これからの一般市民の反応がどうなるか・・・。

 そこで一足先に、市民の意見を聞いてみましょう。

Paris_ChaloSS.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年4月4日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらはブルゴーニュ地方の都市シャロン=シュル=ソーヌの市場。

 あいにくのお天気ですが、買い物にやってきた人たちに聞いてみましょう。

 国鉄の利用者の方々は、ストライキが始まってから色々ご苦労があるようです。

 「子供がいるんでその対応に追われていますよ。復活祭のお休みをパリで過ごすために子供たちは朝4時半の列車に乗って行きましたよ」と愚痴をこぼす男性。

 「閉じ込められて身動きできない、そんな感じですね。通勤の人たちも大変なら休暇で出かける人たちも大変な目にあってます」と女性。

 ストライキをよく思わない人たちにとっては今の状況を受け入れるのは難しいようです。

 しかし、競争の原理を持ち込むことは、鉄道員の仕事や立場を危うくするだけだと言う人もいます。

 「今もすでに鉄道員の労働環境は悪くなる一方なんです」と元国鉄職員の男性。

 しかし、こんなことを言う人もいます。

 「私はエクス=アン=プロヴァンスの出身なんですけど、エクスからマルセイユ間の列車はまともに走ったことがないですよ。いつも何か問題が起きます」

 「国鉄のサービスなんて大都市ばかりで地方にはそんなサービスないに等しいですよ」

 なかなか手厳しい意見ですね。

 昔、列車でフランスを旅していた時、国鉄の窓口で意地悪な目にあって、正直、殴ってやろうか!と思ったこともありました。

 今でこそ日本のJRは丁寧な対応をしてくれますが、昔の国鉄はひどかったっけ。

 改革してやっとここまで来たって感じですよね。

 フランスの国鉄もあれだけの赤字を抱えたままで営業を続けていいはずがない。どう考えても改革は必要でしょう。

 ここはフランス政府の我慢のしどころかもしれません。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、4ヶ月の海外旅行からフランスに帰国した。フランスに到着して最初に聞いたのはこの言葉。『皆様、本日は全国規模のストライキにより・・・』

VDM(Vie de Merde)より



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