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地方の焼き菓子1 [フランスのお菓子]

 今日から5回のシリーズでフランスの地方に伝わる焼き菓子を紹介します。

 第一回目の今日は、ブルターニュ地方に伝わるファール・ブルトン(Far breton)というお菓子。

Paris_Henvic.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年4月2日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ブルターニュらしい海の風景。

 この土地で生まれたお菓子がこれ、ファール。お子様ランチみたいにブルターニュ地方の旗が立っています。

 このお菓子、どんな風にして作るんでしょう?

 まずは材料を求めて・・・鶏小屋へ。

 ゴティエくんとエリゼちゃんが玉子を探しています。あっ、ありました。大きな玉子。

 必要な分だけ箱に入れたら、おじいちゃんと一緒に家に持ち帰ります。

 家の台所ではおばあちゃんのアンヌ=マリーさんが準備をして待っていました。お兄いちゃんやお姉ちゃんも一緒です。

 さあ、お菓子づくりが始まります。

 まずは玉子を割ってボールに入れ、お塩を少々加えます。

 さらに砂糖、小麦粉、牛乳を加えます。アンヌ=マリーさんは、ここに溶かしバターも入れるそうです。

 美味しいファールを焼くためには生地をよく混ぜなくてはなりません。

 努力の甲斐あってなめらかな生地ができました。

 次はバットにバターを塗ります。ここに生地を流し入れたら、種を取り除いたプルーンを偏らないように全体に置いていきます。

 これを35分間オーブンに入れ焼きます。しばらくすると膨らんできました。さらにどんどん膨らんできます。

 「とにかくどんどん膨らませて分厚くなるまで焼いてましたよ(笑)」と父方のおじいさん。

 このお宅では6世代にわたってファールが作り続けられてきたそうです。

 おしゃべりしながら待っていると、焼きあがりました。

 おばあちゃんが切り分けてくれましたが、一切れがこんなに大きい!豪快ですね。

 子供たちは待ってましたとばかりにかぶりついています。

 「いつものようにとても美味しいです」と男の子。

 アンヌ=マリーおばあちゃんはプルーンを入れていましたが、干しぶどうを入れるお宅もあるそうです。

 このお菓子、どこかで見たことがあるなあと思っていたら、以前紹介したことのあるクラフティ(Clafoutis)というのにそっくりです。→こちら

 ただ、クラフティはプルーンではなくサクランボを入れてました。それにドライイーストも使ってましたっけ。

 あと2カ月足らずでサクランボの季節。イザベルさん、またクラフティを作るんでしょうね。

 続く・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、電車の向かいに座ってお菓子を食べていた子供を笑わせては面白がっていると、その子が電車を降りるとき、私のバッグで手を拭いていった [ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より



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