週末は・・・庭見学 [フランスのお宝]
オランド大統領時代に首相を務めたことがあり、その後、フランス大統領選にも名乗りを上げたことのあるマニュエル・ヴァルスが、来年のバルセロナ市長選に出馬する可能性を示唆したそうです。
驚き!もし本当に出馬するとなるとフランスの国会議員を辞めるということになります。
そもそもスペイン生まれのスペイン国籍だったようですが、1982年にフランスに帰化。スペイン国籍はその後、取り戻したんでしょうかね?
ちなみに、バルセロナはヴァルスの生まれ故郷。カタルーニャ地方の中心都市バルセロナの市長になれば独立運動を沈静化させ、国の分裂は回避できるということのようです。
それはさておき、今週の日曜日もまた週末旅はお休みです。放送がありませんでした。でも来週は大丈夫そうです。
本日は、ロワール渓谷にあるヴィランドリ城(Château de Villandry)の見事な庭をご覧ください。

下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2018年4月18日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
緑の中に赤いチューリップの花が咲いています。春らしい風景。
しかし、何よりこのお城を有名にしているのがこの幾何学模様の庭。
10人ほどの庭師がこうして手入れを欠かしません。こちらの庭師はカナダからやってきました。
「英国式庭園とは異なるフランス式庭園についてはケベックで学びました。正確に決められた形に整えていくのは大変勉強になります」
このお城、建てられた時からずっと美しい庭を維持してきたわけではありません。20世紀初頭、城は放置され庭はご覧の通りの普通の平らな土地になっていました。
1906年、一人のスペイン人男性と一人のアメリカ人女性が、元々あった庭の再建に乗り出しました。
この二人、現在の城のオーナーのご先祖だとか。
これだけの庭を再建するとは、かなりの気力と財力が必要だったでしょうね。
「当時は英国式庭園に変えられていました。そこで二人は16世紀の庭園に関する書物や設計図などを調べ上げたんです。そしてできたのがこの庭です。向こう側には菜園もあります」と現在のオーナー。
春になると24種類の植物が花をつけます。そして6月には菜園の野菜が収穫の時期を迎えます。
菜園もこんな風に幾何学模様に野菜が植えられます。昔、僧侶がこうやって野菜を育てていたそうです。
毎年35万人がこの庭を見学にやってきます。
「美しい庭を維持するために働いている人たちの作業にも見とれてしまいます」と女性。
それにしてもタンクトップとは夏を先取りですね。
このお城もまた国境を超えたお話でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、妻が家のインテリア用にガーデン・ノームを買ってきた。これで9体目だ」
VDM(Vie de Merde)より
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