夜のパリ1 [パリ]
今日から4回のシリーズで夜のパリを探訪してみましょう。
夜のパリ、どことなくなまめかしさが漂います・・・。
第一回目の今日は、モンマルトルのこんなところに行ってみます。

下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年5月29日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはキャバレーChez Michou(シェ・ミシュー)。
キャバレーと言っても女性が男性にお酒を出して接待する日本のキャバレーとは違い、食事をしながらエンタテインメントショーを楽しむのがフランスのキャバレーです。
そしてこのお店は男性が女装してショーを繰り広げることで知られています。
こちらの方がオーナーのミシュー(Michou)さん。今年の春に87歳になります。
毎晩こうしてショーの前にステージに上がり挨拶するそうです。
お客様方の温かい拍手が終わると、いよいよショーの始まりです。食事をしながらも目だけはステージの方へ。
登場したのはヴァネッサ・パラディ、続いて・・・・、さらにシルヴィー・バルタン!
もちろんどれもそっくりさん。演じているのは3人とも男性です。
「あまりに似てるんで驚きですよ。メイクの力ってすごいですね」と男性客。
一方、こちらは楽屋。12年前からこのお店に出演しているオスカーさんが顔作りの真っ最中。
「ええ、毎晩、1時間半ほどかけてメイクアップします。これから自分が演じる人物らしくなるようにメイクアップするんです」
オスカーさん、一晩で何人かのフランス人歌手を演じるそうです。
「初めてミシューのステージに立った時は緊張で心臓がばくばくいってました。なんといって由緒あるステージですから、それに見合ったパフォーマンスでなくてはなりません」
さすがプロフェッショナルですね。研究と工夫を重ねてステージに立ってらっしゃるようです。
「今日、初めて来ました。前から来たいと思ってたんです。とにかく素晴らしいです」と女性客。
シェ・ミシューは今年オープンから60年になります。今と昔では出し物もだいぶ異なりますが、面白そうなことだけは確かです。
オーナーのミシューさんは歌手でもあります。そして2005年には国から勲章ももらいました。
「この店は、パリの街にしっかり根付いた伝統のようになってるんです」とミシューさん。
お店の壁に飾ってあるのはミシューさんが各界のセレブと撮った写真です。
だいぶお年を召してらっしゃるようですが、まだまだ頑張っていただきたいですね。
続く・・・。
<お知らせ>
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、15歳になる従姉妹が初めてパリにやってきた。モンマルトルを案内していると従姉妹が言った。『わあ、すごい、タジマハルだ!』おいおい、あれはサクレクール寺院だよ」
VDM(Vie de Merde)より
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