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夜のパリ4 [パリ]

 シリーズの最後は、深夜でも営業しているブラッスリーAu Pied de Cochon(オ・ピエ・ドゥ・コション)を訪ねます。

 パリのガイドブックに必ず登場する飲食店。夜遅くまで営業しているから便利ですよ、と書いてあります。

 私も一度は行ってみたいと思いつつ、まだ行ったことがありません。どんなところなのか気になります。

 では早速、ドアを開けて中に入ってみましょう。

Paris_Paris.jpg



下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年6月1日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 レ・アル地区のど真ん中に豚の看板のお店が・・・。

 ここがオ・ピエ・ドゥ・コション。

 コションはフランス語で豚、ピエは足。つまりお店の名前は「豚足」。その名は世界中に知れ渡っています。

 中に入ると、愉快な余興が始まっていました。そして皆さんがパンにつけて食べているのがリエット。これだけでも十分に美味しそう!

 厨房ではシェフが仕事に励んでいます。毎晩500食がこの厨房からお客様のテーブルへと運ばれていきます。

 海の幸の盛り合わせ、牛肉のタルタル、アントルコート(リブステーキ)等々。

 そして一番人気の料理が、オニオンスープと豚足です。

 「豚足はまずブイヨンで茹でます。そしてお湯を切ったら衣をまぶして焼きます」とシェフ。

 オ・ピエ・ドゥ・コションがオープンしたのは戦後間もなくの1947年。

 以来、労働者から裕福なお金持ちまで、深夜族のお腹を満たしてきました。

 現在の利用者は、パリジャンと観光客。

 こちらのお客様はお店のスペシャリテの豚足を召し上がっています。

 「口の中でとろりととろけて、味が広がります。ごちそうですよ」と男性客。

 こんな夜中にこんなものを食べていいのかと疑問ですが・・・。

 「たとえるなら、うちは宿屋の主人のようなものなんです。お客様を受け入れるための雰囲気作りと、一人一人を丁寧にもてなすことが大切です」とお店の方。

 ただいまの時間、午前2時49分。お店がガラガラになることはありません。

 こちらはさすがにお眠のようですが、男性グループはまだまだ元気。どうやら飲み会の帰りにこのお店に立ち寄ったようです。すごい食欲。

 「お腹がすいて死にそうだったんですよ。すご〜く美味しいよ」と男性。

 あちらのテーブルではミニ宴会になってました。

 卸市場がランジスに移動する前のレ・アル地区には、24時間営業の飲食店がたくさんあったようですが、どこも閉めるかランジスに引っ越して行ったそうです。

 年間20万食を提供するというピエ・ドゥ・コションは、今もなお健在です。


<お知らせ>

こちら肉球クラブ」さん、クラウドファンディング開催中
(6月29日(金)午後11:00まで )
詳しくは下記の文字をクリック!
chat.jpg

******* フランス人のつぶやき *******

今日、息子が私の誕生日のために絵を描いて、言葉を添えてくれた。なんと書いてあったかというと・・・『ママは、お母さんブタのようにピンク色』

VDM(Vie de Merde)より



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コメント 2

nicolas

ここは、二度目のパリ、20年ほど前に一度行きました!
でも豚足は遠慮して、オニオングラタンスープを。
レアールの市場の頃の名残、残っていて欲しいです。
この動画の給仕長らしきオジサマ、元気で愛想良いですね。

by nicolas (2018-06-16 16:31) 

carotte

nicolasさん
次にパリに行った時はここに豚足を食べに行きたいなと思ってます。オニオングラタンスープも美味しそうですね。私の記憶に残るレ・アルは、すでに大きなショッピングセンターになってました。市場があった時はまた違った雰囲気だったんでしょうね。
by carotte (2018-06-17 23:06) 

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