エーゲ海の島々2 [ギリシャ]
シリーズの二回目は、サントリーニ島のすぐお隣にある島、イオス島を訪ねます。
下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年7月3日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
漁師さんの乗った船が港を出発して行きます。
イオス島は漁師の島?と思ったら、唯一今でも漁師を続けているのはこの方たちだけだとか。
テオロゴスさんは30年前から一日に二回こうして漁に出るそうです。
「この仕事が好きなんだよ。他の仕事はちょっと無理だけど、この仕事なら得意だよ」とテオロゴスさん。
仕掛けた網を引き上げると、ピクピク動くものが・・・。
錨を下ろして船を止めたら網にかかった魚を取り出します。結構、いろんな魚がかかってました。
「経験がなかったら漁師はやれないよ。学校じゃあ教えてくれないしね。とにかく実践あるのみ。親父は俺が9歳の時に初めて漁に連れて行ってくれたんだ。それから全部教えてくれたよ」
とれた魚は港に戻ってすぐに売られていきます。こちらの方が買ったのはタコ。
観光客であふれんばかりのサントリーニ島から北へ20キロほどのところにあるイオス島は、夏の2ヶ月は人で賑わいますが、その他はのどかで静かな島だそうです。
島の中心にある町コラまでは、こちらのおじさんがロバで連れて行ってくれます。
ロバの眉間にはBMWのロゴマーク。快適な旅が満喫できそうな・・・。
島にはキクラデス諸島独特の建物が並びます。風車もフランスやオランダのとはちょっと違っています。
ここで出会ったのが島に住む若者。
「イオス島はいいところですよ。ここならのんびり過ごすことができます」
若者が連れて行ってくれたのはお祖母さんのお家。スポンジで詰め物を作る内職に励んでました。
あれ、こちらはあのロバのおじさん。お友達とカフェのテラスでくつろいでいます。
手にしているのはギリシャの玩具コンボロイ。
「こうやって遊ぶんだよ。私は12〜3歳の頃からこれで遊んできたんだ」とおじさん。
カフェの中に入ってみると、島の人たちの肖像写真が飾られていました。どれも古い写真ばかり。皆、あちらの世界で楽しく暮らしているらしいです。
さて、一日が暮れようとしています。こちらのお店で夕食を頂くことにしましょう。シェフがタコを焼いてくれます。
「ギリシャではタコを料理してよく食べます」とシェフ。
一日にタコ料理を10皿ほど出すそうですが、最近、少しずつ少なくなっているとか。というのも値上がりが続いているからです。タコ、日本でも安くはないですね。
火が通っているらしく赤い色になってきました。くるっとひっくり返したら裏側もよく焼きます。
シェフの奥の手はドライヤー!
「こうやって炭火を起こして焼くとタコがくるっとなって美味しくなるんだ」とシェフ。
タコを焼いているうちに外はすかり夜の帳が下りていました。フェタチーズの乗ったギリシャのサラダ、ジャガイモ、そしてタコ。さあいただきましょう。
続く・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、熱いキッスで彼を起こしたら、『それより熱いコーヒーを淹れてくれ』と言われた」
VDM(Vie de Merde)より
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