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30ユーロで晩ご飯36 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。30ユーロポッキリで、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回チャレンジしてくれるのはボルドーにある一流料理学校の学生さんお二人。

 Paris_Bordeaux.jpg



下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年9月15日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 さや入りいんげん豆、プルーン、アルカション産牡蠣など、ボルドーの市場には料理には欠かせない食材が並んでいます。

 こちらが今日のチャレンジャーで、マキシムさんとコランタンさんです。早速30ユーロを渡して材料を揃えてもらいましょう。

 まずやってきたのが生牡蠣を売るカウンター。試食してから生牡蠣を12個購入しました。前菜用です。これが6ユーロで残りは24ユーロ。

 次はメイン料理の材料を求めて魚屋さんへ。本当はスズキがいいのですが予算オーバーなのでスズキの仲間ヒメジ(ルジェ)を買うことにしました。4尾で10ユーロ。残りは14ユーロ。

 あと必要なものは野菜と果物。ネギ、ラディッシュ、インゲン等々、そして大きなナスも2つ購入。果物は前回にも登場したミラベル。今回はデザートに使うようです。野菜と果物で合計10.30ユーロ、残りは3.70ユーロ。

 最後に生クリームを3.60ユーロで購入し、残りはわずかに0.10ユーロでセーフ!

 では学校に戻って調理開始!

 こちらがその学校。階段教室になってますね。実習の他にどんな講義が行われるんでしょう?

 それはさておき、まずは前菜の “牡蠣のタルタル” から。

 牡蠣を殻から取り出しぶつ切りにします。みじん切りのラディッシュとパセリと混ぜ合わせ、ヘーゼルナッツ・オイルとシードルのビネガーで和えます。これでタルタルは出来上がり。

 付け合わせは、米粉をまぶし油で揚げた白髪ねぎ。これらを盛り付けるとこんな風になります。

 次にメインの魚料理。

 まずは付け合わせのナスを調理します。フライパンで炒ったコーヒー豆をナスに刺しアルミホイルで包んだら180℃のオーブンに30〜40分入れて焼きます。コーヒー豆を使うと魚とよく合うんだそうです。ちょっと驚き。

 焼きあがったナスは皮をむき潰します。ピュレ状になったナスの上にフライパンで両面をさっと焼いたヒメジをのせます。さらに、フライパンで炒めてシードルのビネガーと醤油と砂糖で味付けしたインゲンを添えたらヴィエルジュソースをかけます。

 ヴィエルジュソースとは、みじん切りの赤タマネギとトマトとパセリ、オリーブ油、レモン汁を混ぜ合わせ塩コショウしたもの。

 最後はデザートの “ボルドーのミラスとミラベルのコンポート”。

 小麦粉と砂糖に少量のミルクを加え混ぜ合わせておきます。鍋にバターを溶かし1リットルのミルクをいれたら、先ほどの生地と混ぜ合わせ冷まします。

 冷めたら玉子とレモンの皮をおろして加えます。これを型に入れ180℃のオーブンで45分間焼くとこんな風になります。これがミラスと言うボルドー地方伝統のお菓子。

 ミラベルのコンポートと生クリームを添え、粗塩少々をふりかけたら出来上がり。

 なかなか手の込んだ晩ご飯になりました。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、新しいドレスを買ったので、早速着て子供たちの前でお披露目。どうお?と訊くと子供たちが言った。『ママ、おナスにそっくりだね』

VDM(Vie de Merde)より



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