オリーブの収穫 [プロヴァンス地方]
欧州各国では今月の28日の夜に夏時間から通常の時間に戻ります。夏の間、フランスとの時差は7時間でしたが、これ以降8時間になります。
夏時間が何年から廃止されるのか(本当に廃止されるのかも)まだわかりませんが、少々寂しい気もします。
夏時間になると時差が1時間縮まるので距離も少し縮まった感じがしていました。
これがなくなると時差はずっと8時間のまま。例えばフランスが午後1時の場合、日本は午後9時になります。
EUの投票でどのようなことになるのやら・・・。
さて、本日はオリーブのお話です。
そのほかの野菜や果物と同じように、この時期、オリーブの実の収穫も始まっています。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年10月3日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはプロヴァンス地方にある小さな村レ・ボー=ドゥ=プロヴァンス(Les Baux-de-Provence)。広大なオリーブ園が広がります。
ここで育てられているのがベリュゲット(Béruguette)という品種のオリーブ。AOPの保証つき。
こうして一つずつ人の手で収穫されます。割に簡単に枝からとれるようです。とは言っても、一つずつとるのは根気のいる仕事ですね。
綺麗な緑色をした実は一箇所に集められます。一日に一人あたり8キロの実を収穫するとか。
例年に比べるとかなり少ないそうです。しかし、数は少なくても品質に影響はありません。
「状態のいいオリーブに育っています。緑色をしていますが熟し始めていて、こうして割ってみると油分をたっぷり含んでいることがわかります。この時期に食べるととても美味しいんです」とオリーブ園la Lieutenanteのオーナー。
収穫されたオリーブはこちらの工場に運び込まれます。
汚れを落とされ、選別され、この機械で割れ目ができるくらいにつぶされます。
その後、苦味を取り除くために数回ほどソーダ水で洗浄されます。
最後にハーブと一緒に塩水に浸します。こうして二日ほどしたら食べごろになっています。
カリカリっとして美味しそうですね。プロヴァンスの香りもするそうです。
このオリーブ園のオリーブは、毎年パリで開催される国際農業見本市で、2015年に金賞に輝いているようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、こぼしたオリーブ油は小麦粉に吸わせてから片付けるときれいに片づけられる。それを知ってか知らずか、16歳になるわが娘は、こぼした小麦粉を片付けるのにオリーブ油を撒き散らした 」
VDM(Vie de Merde)より
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