お城のクリスマス [サントル・ロワール地方]
東京は昨日も冷え込みました。
仕方なく近くのスーパーに必要な物を買いに出ただけで、それ以外は家の中でじっとしてました。とても外をうろつく気にはなりません。
幸い、日差しがあったおかげで、日向にいると暖炉のそばにいるかのような暖かでした。
日曜日恒例の週末旅は放送がなかったので、今日はロワール川のお城のクリスマスを紹介することにします。
それぞれに工夫を凝らしたお城のクリスマスをお楽しみください。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年12月14日に生放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ロワール川沿いのお城では、この時期、クリスマスをテーマにした展示が開催されています。
シンプルに金でまとめたツリー、プロジェクションマッピングのお城があるかと思えば、おいしそうなデザートが並んだお城もあります。
まずはシュノンソー城を訪ねてみましょう(青印)。
ゴージャスなフラワーアレンジメント。しかし、何よりすごいのは長い回廊に並べられたこのテーブル。長さ40メートルもあるそうです。
「全部の色が調和していてとても美しいですね」と女性。
この回廊を作ったカトリーヌ・ドゥ・メディシス(1519-1589年)に捧げられているそうです。制作はこの方、ジャン=フランソワさん。
「ここは舞踏会の開かれた場所ですから、王家の祝いの宴にふさわしいものを制作しました」
フィレンツェからやってきたカトリーヌは、レモンやオレンジなどの柑橘類をフランスにもたらしました。
なんだかぶら下がってるのを食べてみたい気分になってしまいます。
最初に登場したツリーはシュノンソーのだったんですねえ。女王にふさわしいツリーです。
そしてこちらはアンボワーズ城(赤印)。クリスマスの歴史がテーマになっているそうです。
さらにこちらはロシュ城(緑印)。ここでは暖炉の前でディケンズの小説「クリスマス・キャロル」の朗読会が開かれていました。
「昔ながらのクリスマスの伝統を味わうことができてとてもいいと思います」と女性。
次はシノン城(黄印)。ここではリンゴを吊るしただけの中世のクリスマスツリーが再現されています。
そして、ツリーに欠かせないあの丸いガラスのボールの変遷もよくわかります。
一方、ランジェ城では中世のクリスマスが再現されています(オレンジ印)。
またアゼ=ル=リドー城ではかつてのクリスマスのご馳走が展示されています(こげ茶印)。このサンゴのようなお菓子はガトー・ア・ラ・ブロシュ(Gâteau à la broche)、つまりバウムクーヘン。
ここでは19世紀当時の子供たちへのクリスマスプレゼントも見ることができます。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、5歳になる娘が、今年もサンタクロースがわが家に来てくれるのか心配だと言う。どうして?と聞くと娘が言った。『だってジレ・ジョーヌが通せんぼしてるから』」
VDM(Vie de Merde)より
2018-12-16 00:00
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