リソル [ローヌ=アルプ地方]
フランス・アルプスに近いサヴォワ地方には、中世の頃からクリスマスになると食べれられてきた、リソル(ressole)と呼ばれる料理があるそうです。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年12月16日に生放送)
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豊かな自然に囲まれたサヴァワ地方。
中世の頃からクリスマスになると多くの家庭で食べられてきたのがリソル。油でこんがりと揚げるようです。
こちらのお宅ではお祖母さんからお母さんへ、お母さんから娘へと、その作り方が伝えられてきました。
バター、牛乳、小麦粉、玉子、イースト菌で生地を作ったら、こうして麺棒で伸ばします。
そして最後にラードを表面に塗ったら、くるくるっと巻いて3〜4時間、冷蔵庫で寝かせます。
その間に、中に入れる洋梨を準備します。
皮をむいてざく切りにしたら鍋で火を通します。白かった梨が、火が通るにつれてピンク色に変わります。
これを寝かせていた生地で包みます。ラビオリを作る要領ですね。
油で揚げたら粉砂糖を振りかけて、冷めないうちに食べるのがいいそうです。
「クリスマスの料理というだけでなく、サヴォワ地方の歴史も感じさせてくれる料理です」と娘さん。
一方、こちらはとあるレストランの厨房です。
ここではさらに進化したリソルを作っているそうです。中に入れる具は、ベシャメルソースとチーズを混ぜたもの。
同じように生地で包んでクルミ油で揚げます。クルミ油はすぐに高温になるとか。
「約200度ほどくらいになりますから、あまり長く揚げすぎてはいけません」
最後にふりかけたのは、チャボアザミの花の種。
「これで、家畜の放牧が盛んなサヴォワ地方の牧草地の香りを楽しんでいただけると思います」とシェフ。
ふーむ、チャボアザミの種ってどんな風味がするんでしょう?
「果物の入った甘いリソルとチーズ入りの塩味のリソル、バランスが取れていてとても美味しいですね」と男性。
皆さん、ナイフとフォークで、なんてかた苦しいことを言わず、手でつまんで食べていました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、貧乏学生の僕は、冷蔵庫に残っていたレトルトのラヴィオリを温めてお皿に開けた。ラヴィオリはたったの4つで、残りは全部トマトソース
」
![[もうやだ~(悲しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/143.gif)
VDM(Vie de Merde)より
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