オーベルジュのグルメ3 [フランスのグルメ]
昨日のお昼にちょっと外に出てみたところ、冷たぁ〜い風がびゅうびゅう吹きまくってました。
さすがにそろそろ暖かくなってもらわないとしんどい。
さて、シリーズの最後は、またもやフランスアルプスの山小屋を訪ねます。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年2月8日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
今回もまたこんな雪道を通って山小屋に向かいますが、徒歩ではなく車。
とは言っても、こんな道なので少々高度な運転技術が要求されます。
こうして2時間半、やっと山小屋Refuge du Pas du Loupに到着しました。
この辺りの集落はブシエ(Bouchier)と呼ばれ、かつては200人ほどの住人がいましたが、現在、人が暮らしている家は3軒だけになってしまいました。
山小屋の中に入ってみると、大広間にお客様方が集まっていました。
皆さん楽しそうにおしゃべりしてます。話題はフランスを直撃した季節はずれの嵐について。
「ああいう嵐は、普通なら春に来るもんだね」と男性。
そこへ山小屋の方が料理を運んできました。ああ、ランチタイムだったのですね。
一方、こちらは山小屋の管理人ベルナールさん。堆肥作りのために雪の積もる庭で作業していました。
「キツネなどの野生動物の足跡が残っています。この辺りを通って行ったんでしょう」とベルナールさん。
ここに山小屋が作られたのは星を観察するため。ご覧の通り、屋根の一部が開いて空が見えるようになっています。
もちろん高性能の望遠鏡も設置されています。でも星が見えるかどうかは雲しだい。
山の天気は変わりやすいと言いますから、今夜、見られるかどうかはなんとも言えません。
まずは夕食でも頂きながら夜を待つことにしましょう。
出てきた料理は、キャベツのソーセージ。すぐお隣の町ブリアンソンの名物です。
三種類の肉(豚肉、牛肉、仔牛肉)とキャベツを腸詰にしたものです。付け合わせは、グラタン・ドフィノワ(ジャガイモのグラタン)?
お腹がいっぱいになった頃、いよいよ星空観察です。幸運なことに、嵐が雲を吹き飛ばしてくれました。
複雑そうな望遠鏡のセッティングが完了しました。レンズを覗いてみましょう。
「オリオン座が見えますよ。冬の星座と言えばこのオリオン座です」とベルナールさん。
視線を空から地上に移すと、ブリアソンの美しい夜景が目に入ってきました。
終わり。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、嵐だった。仕事から家に帰る途中、自宅に電話すると姉が言った。『帰宅するのはいいけど、屋根がなくなったわよ』」
VDM(Vie de Merde)より
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