一番美味しいバゲット2019 [パリ]
十連休の前半のお天気が今ひとつのようで気がかりです。
遠出する予定はないのですが、冬物の整理やプチ断捨離などやってしまおうと思っているのに、曇りや雨では困りますねえ〜。なんとか持ち直していただきたいものです。
さて、ノートルダム大聖堂の火事騒ぎですっかり忘れていた “パリで一番美味しいバゲット”。
確か今月の17日に発表されるはずだった・・・と番組を調べてみると、19日のTF1でしっかり放送されておりました。
予定どおり17日に選考会が開かれ、グランプリが決まったようです。
下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年4月19日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
美味しいバゲットというのは、回りがカリッとして中は蜂の巣状になっていなくてはなりません。日本人のパンの感覚とは少々違ってます。
パリで一番美味しいバゲットにはその他にサイズ、塩の含有量など様々な条件があります。そして審査員の舌を唸らせる美味しいパンでなくてはなりません。
その難関を突破して優勝したのがこのパン屋さんです。パリ12区にあるBoulangerie Fabrice Leroy。
優勝の翌日はたくさんのお客様がお店にやってきました。
「出勤する前にこのお店に寄ることにしたんです」と男性。
「優勝できてよかったです。そもそもそれだけの腕があったんですから」と女性。
「さっきはパリで一番の美容院から出てきたばかり。今はパリで一番美味しいバゲットのお店にいるというわけです(笑)」と男性。
こちらが優勝したバゲット。148本のバゲットの中から一番に選ばれました。
「よく焼けていてカリカリっとしてます。見た目も美味しそうに見えるでしょう。それに割ってみるといい香りがします」とファブリスさん。
このバゲットの生みの親がこのファブリスさんです。なんかちょっとイケメンじゃないですかね。
それはさておき、ファブリスさんがパン職人になったのは5年前。それまでは国鉄で働いていたそうです。
脱サラか・・・。キャリア5年で優勝とは立派です。
バゲットを二つに切ってみると、確かに中は蜂の巣状になっていました。ここにバターを塗ってがぶりとやったら美味しいでしょうねえ〜。
「優勝と聞いて最初は冗談かと思いました。だんだんと実感が湧いてきて誇らしくなってきました。とにかく毎日、美味しいパンを作ろうとがんばってきましたからね」とファブリスさん。
その年の優勝者は賞金の他に、一年間、エリゼ宮にバゲットを納品するという特典が与えられます。
つまりは大統領御用達になるということですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、僕はファーストフード店でばかり食事をしていたことを改めて思い知った。というのも、パン屋に入って思わず『持ち帰ります!』と言ってしまったからだ」
VDM(Vie de Merde)より
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