バスクの力 [バスク地方]
未だに3Gのケータイを使っている私ですが、2年半後には使えなくなると宣告されてしまい、いよいよスマホに変えなくてはならないかと考えている今日この頃。
そんな折、契約している大手通信会社からパンフレットが送られてきた。
そこには「60代・70代の2人に1人以上がスマホユーザーに」と書かれてあり、いかにも高齢夫婦と思われる人たちが幸せそうにスマホをいじっている写真が何枚も載っている。
そして「初めてでも安心」とか「大画面で見やすく使いやすい」とか「初スマホ安心サポート」のキャッチコピーが紙面に散りばめられている。
ええっ〜、私ってこの仲間???
軽くボディブローを食らった感じなのでした。
ギリギリまで機種変しなかったら、こんなのがまだ何通も送られてくるんだろうか?
それはさておき、本日は、先週の日曜日に開催されたバスク祭りのお話です。
このお祭り、1900年のバスク民族祭りを再現したものだそうです。その中にこんな出し物がありました。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年8月12日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ん?何をやってるんでしょう?運動会ではなさそうな・・・。
これは “ バスクの力(force basque)” と呼ばれる出し物。
荷車を運んだり、トウモロコシの入った袋を担いで走ったり、牛乳の入った重そうなミルクタンクを運んだり。
どうやら力が勝負の農家の仕事から生まれた競技のようです。日本で言えば、米俵をいくつ担げるか競争するようなもんですね。バスクの場合は麦の詰まった袋。
こちらの競技は、何度もジャンプしててっぺんまで上げて少しずつ下ろすようです。
インタビューがお相撲さんのインタビューみたいになってました。相当力を使うようですね。終わった直後は息をつくのに目一杯。
そして綱引きもあります。左右それぞれ8人ずつで綱を引き合います。みんな力自慢の男たちばかり。
「見ていると楽しいですね。そもそもは農家の力仕事ですからね」と男性。
「この地方独特の面白い出し物です」と女性。
地元の人たちに混ざって観光客も見物に来ているとか。
「野菜や穀物の栽培と収穫を祝うために、近隣の村人が一堂に会する祭りです」と開催関係者の男性。
「これは村の対抗戦みたいなもので地域の伝統行儀なんです」と選手の一人。
昔の民族衣装で参加している村人たちもいます。
会場の向こうにはプロットというバスク地方のスポーツで使う壁が見えていました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、朝7時に出勤した。上司がやってくる10時半になるまで、自分が有給を取っていたことに気がつかなかった。習慣の力は恐ろしい
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
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