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ドガ展 [トピックニュース]

 昨日の朝、通勤時に渋谷のハチ公を上から見てみたところ、ユニフォームは跡形もなく消えていて普通の犬に戻ってました。残念!

 開幕の日の1日だけの余興だったのかもしれません。

 さて、パリ観光の名所オルセー美術館では、9月24日から来年の1月19日までドガ展が開催されるそうです。

 バレエダンサーの絵で知られていますが、そのドガの作品を少し研究してみましょう。

Paris_Paris.jpg


下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2019年9月24日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 動いているドガの姿を捉えた貴重な映像です。

 1915年に撮影されたもので、ドガが亡くなる2年前のことでした。

 そしてこちらが、1874年に発表された、踊り子を描いた作品です。踊り子たちの自然な動きが生き生きと描かれています。

 ドガはどうしてこんな絵を描くことができたのか?

 音楽やバレーが好きだったドガは若い頃から劇場に通っていたそうです。その劇場が火災で焼けてしまった後は、パリ・オペラ座に通うようになります。

 全体にグレーがかった色彩のこの絵は、舞台稽古の様子を描いたもの。

 あちらの踊り子たちはちょうど演技の真っ最中。こちらの踊り子たちは出番を待っているようです。

 そして舞台袖のところには、椅子にまたがり演技をじっと見つめる男性が・・・。

 そう言われると、前もって計算された構図で描かれていることがわかってきます。

 ドガは短時間でこの絵を仕上げたわけではありません。その前に様々なデッサンを描いています。

 このデッサンは絵の中の背中を向けている踊り子と同じです。

 「絵を描いてはしばらく放っておくことがよくありました。続きを描くのに数年間かかったものもあります。ですから、彼の絵画をよく見ると、絵の具が何回も上塗りされたところがあるのに気づかされます」とドガの専門家。

 それならもう少し詳しくこの絵を見てみましょう。

 確かに、こちらの踊り子たちの足の位置を変えた跡が残っています。

 さらに、チュチュの丈を短くしたこともわかります。

 また舞台袖にはもう一人の男が描かれていたようです。なんだか心霊写真のようですね。

 しかし、この男性がきちんと描かれているもう一つの絵が存在していました。

 それが「舞台のバレエ稽古」という作品です。

 展覧会「Degas at the Opera」ではドガの作品を楽しむと同時に、19世紀のオペラ座の雰囲気も味わうことができるそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、4歳になる娘を初めてバレエ教室に連れて行った。うまく踊れない娘のために、身振り手振りで必死で教えた結果、ママの初バレエ体験レッスンとなってしまったのだった[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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