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週末はブリーヴで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回は、フランス中南部の町ブリーヴ=ラ=ガイヤルド(Brive-la-Gaillarde)を旅します。

 パリからは列車で4時間半弱。第二次世界大戦中のレジスタンスの町として知られているようですが、旅の番組には登場したことがないような・・・。どんな町なんでしょう?

 では出発!

Paris_Brive.jpg


下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年11月30日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ラグビーチームがあり、歴史にもその名を残し、お酒もあれば美味しい食べ物もある、それがブリーヴ=ラ=ガイヤルド。

 教会を中心に町ができているのがよくわかります。古い町並みを散策していると、こんな方に出くわしました。

 自転車の前には少々大きめの荷車。何か売り歩いているのかな?

 この方、この地域ではちょっと知られたレストランのシェフ。28年も前からブリーヴにお店を出しています。これから市場に食材を仕入れに行くところでした(青印)。

 この市場、ジョルジュ・ブランサンスの歌でよく知られているそうですが、質の良いものが売られていることでも有名だそうです。

 新鮮な食材を仕入れたフランシスさん、お店の厨房に戻ってきました(オレンジ印)。

 厨房ではすでに息子さんが腕をふるっていました。コンロの上で焼かれているのは仔牛の肉。この地方の特産だそうです。お肉の付け合わせにはジロール茸のソテー。美味しそうですねえ〜。食べたい!

 お食事の後はスポーツ観戦。ここはラグビーのスタジアムStade Georges Lapeyre(緑印)。ブリーヴにはCAブリーヴと言うプロのラグビーチームがあります。1997年には欧州チャンピオンにもなりました。熱心なサポーターもいます。

 「ラグビーのないブリーヴなんてブリーヴじゃないですよ」

 さて、次はこんなところにやってきました。玄関の前にはアランビックと呼ばれる蒸留器。つまりここはお酒の醸造所(赤印)。見学客が続々と中に入っていきます。

 ここでは180年も前から、ブランデーを使ってフルーツのリキュールを作っています。

 「昔と変わらない技術を使って醸造しています。我々の仕事は、料理人と調香師を一緒にしたような職業なんです」とポールさん。

 なんか楽しそうなお仕事ですね!もちろんここでは試飲もできます。

 次は、ちょっと変わったところに行ってみましょう。街の中心街からすぐのところに、なんと灯台があります(水色印)。大西洋からは250キロも離れているのに、どうしてこんなところに灯台があるのやら・・・。

 建てられたのは1834年のこと。当時は給水塔だったそうです。

 「建築家が灯台の形に作ったんです。近くに古代から流れる川があるんです」と案内人。

 ここは今は観光案内所になっています。とにかく案内人と一緒に展望台に上がってみましょう。

 これは町を一望するにはうってつけの建物ですねえ〜。

 次はレジスタンスを最初に呼びかけたエドモン・ミシュレの家に行ってみましょう(黄緑印)。今では博物館になっていて、レジスタンスにまつわる様々なものが展示されています。

 エドモン・ミシュレがレジスタンスのビラを各家庭の郵便受けに配って回ったのは1940年6月17日のことでした。ビラと言ってもこのとおり手紙のように文字が書き連ねてありました。

 その頃、ドゴール将軍はロンドンへと向かう飛行機の中にいたそうです。

 さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。ここは、修道会のフランシスコ会が運営している宿泊所(こげ茶印)。巡礼者の他に観光客も受け入れています。

 飾り気のない部屋ですが、小綺麗で衛生的で広さも十分。これで一人35ユーロはお得です。

 客室のある建物の一階の洞窟には聖アントワヌが祀られています。西暦226年、ここに聖母マリアとイエスキリストが現れたとか。

 さて今回の旅の費用は、レストランでの食事代が29ユーロ、ラグビー観戦が21ユーロ、醸造所見学が32.5ユーロ、灯台見学は無料、博物館も無料、宿泊代が35ユーロで、締めて117.50ユーロ(約14,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、彼女がパリを通った時、その美しさに感動していた。そしてこう書いた。『パリに灯台があった?』はいはい、ありますよ、エッフェル塔という灯台がね[わーい(嬉しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より



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