週末はロリアンで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回は、ブルターニュ地方の港町ロリアン(Lorient)を旅します。パリからは高速列車で3時間強。
ロリアンは別名 “五つの港町”(海軍、漁業、交易、旅行、娯楽)と呼ばれているそうです。
では出発!
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(今回は画像の埋め込みができませんでした。写真をクリックすると新しいウィンドウが開いて番組を見ることができます。)(フランスのTV局TF1で2019年12月14日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
海に面したロリアン。マリーナがあるかと思えば、コンクリートの頑丈そうな施設もあります。そして、ケルト文化を感じさせる音楽やダンスも盛んです。
まずは海を往来しているボートに乗ってロリアンの港を見物してみましょう。
マリーナのある港から陸に上がると本日のガイドさんが待っていてくれました。
まず案内してくれたのがポール通り(港通り)(青印)。お店の並ぶ繁華街です。目を引いたのが戦後立てられた建物群。
「1943年初頭のロリアンの町は85%が破壊されていました。ここにはドイツ海軍の基地があったため連合軍の爆撃で破壊されてしまったんです」とガイドさん。
今も残るドイツ海軍の基地を訪ねてみることにしましょう。
繁華街から3キロほどのところに立つ3つの頑丈そうなコンクリートの建物Uボート・ブンカー(赤印)。その中の一つに入ってみましょう。
ナチス時代の海軍基地としてフランスに作られた最大のものだそうです。天井までの高さは7メートル、壁の厚さは2メートルもあります。
この基地では13隻のUボートを寄港させることができました。
「敵の攻撃からUボートを守るために作られた基地なんです」とガイドさん。
屋上からは海を見渡すこともできます。
このUボート・ブンカーは現在は様々な海上レースの開催地として使用されているそうです。
近くにはそのレースを疑似体験できる施設があります。それがCité de la Voile Eric Tabarly(緑印)(通称“海の家”)。入場料は2.5ユーロ。ちょっと行ってみたくなりますね。
さて次は、中心街へと戻りましょう。日も暮れかけた頃、こちらのお店Tavarn Ar Roue Morvanに入ってみましょう(オレンジ印)。ここなら、飲んで踊って美味しいものがたっぷり食べられます。
この音楽とダンスの会は週末に開かれるそうです。たくさんの人で賑わってますねえ〜。ビール、美味しそう。このお食事で一人当たり18ユーロだそうです。
さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。港町で宿泊するならやっぱり船。マリーナに停泊するボートが今晩の宿。パトリックさんは自身のボートを一泊50ユーロで貸し出しています。これも民泊の一つ?
全長8メートルのボートにはキッチンからベッドルームまで完備。ゆりかごに乗っているような気分で一夜を明かせそうです。
翌朝は、漁港へ行ってみました(こげ茶印)。
ここはフランス第二の規模を誇る漁港です(こげ茶印)。見学ツアーがあるので参加してみましょう。漁に必要な様々な仕事から詳しく教えてくれます。
次は白衣とヘアーキャップを身につけて、魚の加工場を見学します。毎日トン単位で魚がさばかれるそうです。そしてここには唯一の直売所があります。
「新鮮な魚介類で手に入りますよ。それに仲介業者もいませんからお得なお値段でご購入いただけます」と直売所の方。「ここは安くて新鮮なだけじゃなく、切って骨も取ってくれますから助かります」と地元の方。
この新鮮な魚介類を今すぐ食べたいなら、こちらのレストランが良さそうです。魚の定食なら10.50ユーロで食べられます。高くないですね。
しかし、旅人さんたちが食べてみたかったのはこれ。オマール海老のバーガー。さすがにこれは少々お高くて18ユーロ。でも美味しそうですねえ〜。
さて今回の旅の費用は、ボート代が1.50ユーロ、Uボート・ブンカー見学が16.80ユーロ。夕食代が18ユーロ、宿泊代が50ユーロ、海の家が5.70ユーロ、ランチのオマール海老のバーガーが18ユーロで、締めて110ユーロ(約13,400円)でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、子供たちを海岸に連れて行った。いい気持ちになったパパが4歳の娘に言った。『ほら見てごらん、あそこに並んでいるのは全部船だよ!』すると娘が言った。『パパ、当たり前だよ、港なんだから』4歳にして娘はすでに反抗期か?」
VDM(Vie de Merde)より
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