週末はデン・ハーグで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。今回はオランダのデン・ハーグを旅します。
パリからは鉄道で3時間あまり。ロッテルダムまでは高速列車タリスで、ロッテルダムからは在来線。
デン・ハーグ、略してハーグと言えば、国際司法裁判所があるところですが、他にも見所がいろいろあるようです。
では出発!

下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年1月18日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ハーグの町を観光するなら、やっぱり自転車。
オランダはどこに行っても自転車専用道路が完備されているので使いやすいですね。こちらのお店、自転車を修理してもらっている間、コーヒーを飲んだり軽食を食べながら待つことができます。
そのお店のオーナーがこの方、エリックさんです。どうやら奥様がフランス人らしい。
「妻は国際司法裁判所の仕事をしています」とフランス語で話してくれました。
そのエリックさんが自転車で町を案内してくれることになりました。
「ここはオランダで最も美しい通りと言われる通りですよ」とエリックさん。
オードリー・ヘップバーンと深い繋がりのあるホテルHotel des Indesの前を通り(青印)、やってきたのはビネンホフ(赤印)。
ここには国会議事堂、首相執務室、王室の住居がある区域。警備が厳しいのでささっと見るだけ。
そして自転車を降りて、狭い通路を通ってやってきたのは広い中庭。ハーグには、こんな小さな公園風の中庭が100か所ほどもあるそうです。
「ここには、かつてお金持ちの家で働いていた人たちが引退して住んでいるんです」とエリックさん。
さらにこんな人もいます。
「ええ、ここで結婚式を挙げました。去年のことです。これは式が始まる前に撮った写真です」と男性。
お幸せそうでいいですね。一方、観光客はと言えば、こちらの建物をバックに記念写真。国際司法裁判所です(緑印)。
ハーグで一番写真に撮られている場所だそうです。ひときわ存在感を放つ建物が美しいですね。中に入ってみましょう。
「国際裁判所としての歴史は古いわけではありませんが、世界中に知られている裁判所です」と女性ガイド。
重々しい雰囲気もありながら、近代的な設備が整っているようです。中で働く人の数は250人ほど。ここの見学は事前の予約が必要です。
さあ、そろそろお腹がすいてきました。何か美味しいものでもいただきましょう。やってきたのはシーフードで知られるお店Simonis(オレンジ印)。すごい魚をさばいてますね。
「北海で獲れる魚は美味しいんです。我々はムール貝、牡蠣、魚を食べて育ったんです」と男性。
その魚介類の中でもよく食べられているのがニシン。オランダ人は年間12,000トンのニシンを食べるそうです。食べ方もユニーク。
「パンに挟んで食べるのもいいですが、こうして食べるのが一番美味しいと思いますよ」とお店の方。
美味しそうですが、結構、大きいですね。こうやって食べるのは難しそうな・・・。
それはさておき、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。そこはユースホステルJorplace Beach Hostel。受付でシーツを手渡されます。お部屋に案内されると、あれえ〜、こんなことになってました。これはちょっと厳しいような・・・。さすがに安くて一泊25ユーロ。
パリからちょっと遊びに来たみたいな感じなら、こんな宿泊もありかもしれません。
翌朝はビーチにやってきました。目の前には北海が広がります。何、この人たちは?!これは夏の旅ではありません。冬ですよ。
「水温は8℃。気温は4℃」と男性。
全然寒くない健康にいいとか言いながら皆さん海に入っていきます。旅人さんも誘われたようですが、こちらはウェットスーツを着てサーフィンに挑戦です。
「ドイツ、オーストリア、ルクセンブルク、ベルギーなど、欧州の各地から海を目指してここに人がやってきます」とインストラクター。
最後は、高いところに行ってみましょう。やってきたのはハーグタワー(紫印)。ここの42階にあるSky Barでカクテルを飲みながらハーグの夜景を楽しみます。
さて今回の旅の費用は、レンタサイクルが20ユーロ、国際司法裁判所見学が11ユーロ、ニシン料理が15ユーロ、宿泊代が25ユーロ、サーフィン体験が40ユーロ、カクテルが11ユーロで、締めて122ユーロ(約15,000円)でした。
宿泊代を節約したおかげか、超格安週末旅となりました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、僕は北のカレーに住んでいる。で、彼女は南のニースに住んでいる。今週末、彼女を驚かせようと、こっそりニースに向かった。彼女の家について呼び鈴を鳴らして待つこと20分。おかしいな電話をしてみると彼女が言った。『サプライズよ、もう直ぐあなたのうちに着くところ』」
VDM(Vie de Merde)より
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