週末はバイヨンヌで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回は、フランス・バスク地方にあるバイヨンヌ(Bayonne)を旅します。パリからは高速列車で4時間弱。
去年、G7サミットの会場となったフランス有数のリゾート地ビアリッツからすぐのところにある小都市バイヨンヌ、どんなところなんでしょう?
では出発!

下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年2月1日に生放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
バイヨンヌの街を散策するならこれ。東南アジアで良く見かけるトゥクトゥクです。
観光バスならさっと通り過ぎるところですが、これなら左右前後をキョロキョロしながらのんびり観光できます。
バイヨンヌの人口は約5万人。街の中を流れているのはアドゥール川とニーヴ川。かつては漁船が停泊する港になっていました。
「漁師が自分の船を停める場所がすぐにわかるようにと家にペンキを塗ったそうです。おかげで川岸が魅力的な風景になりました」と運転手兼ガイドのマリオンさん。
トゥクトゥクツアーの後は、今回ガイドを務めてくれたソフィーさんがサント・マリー大聖堂を案内してくれました(赤印)。
200段の階段を上がって鐘楼へと向かいます。息を整える間もなく、鐘楼から街の全景が見えてきました。遠くにはピレネーの山々が横たわっています。
「あっちが大バイヨンヌ地区、そっちが小バイヨンヌ地区、そしてこっちがサン・テスプリ地区です。バイヨンヌはこの3つの地区でできています」
この街は温暖な気候で知られています。冬でも半袖姿の人が割に多いですね。夏真っ盛りの8月にはバイヨンヌ祭が開催されます。
「この広場は、白いシャツに赤いスカーフを巻いた人たちでいっぱいになります。一見の価値がありますよ」と女性。
そしてここでは大皿の料理をみんなで分け合って食べる習慣があります。バイヨンヌの生ハム、美味しそうですねえ〜。そろそろお昼をいただくことにしましょう。
やってきたのはシードル醸造所にある食堂(オレンジ印)。やっぱり大皿に大盛りで出てきました。
シードルは直接樽から出てくるのをグラスで受け止めます。これはうまくやらないともったいないことになりそうな・・・。このバイヨンヌのシードルはブルターニュのシードルとは違って苦味があるとか。
「ここのはリンゴのワインと呼ばれています。バスク地方の料理に合うように作られてるんです」とお店の方。
お昼はタラのオムレツと牛のあばら肉。たらふく食べたらお会計を済ませます。支払いはバスク地方の地域通貨Euskoで(1eusko=1euro)。
次は市役所前から出ているボートに乗って(水色印)サン・テスプリ地区に向かいましょう(緑印)。ここの名物は、世界各国からやってきたアーティストたちが建物の壁に描いた絵。
現代的で個性的な絵を堪能したら、チョコレート工房に行きましょう(こげ茶印)。あまり知られていませんが、バイヨンヌでは300年も前からチョコレートが作り続けられてきたそうです。
「まずカカオ豆を120℃から130℃で30分ほどかけて焙煎します」
焙煎したカカオは食べられるようですが、味はちょっときついんじゃないのかなあ〜。
この工房でできた板チョコ一枚100gが5ユーロと少々高め。
「厳選した高品質のカカオから作られているのでこれくらいがリーズナブルな値段なんです」と工房の方。
さて最後は、自転車をレンタルして海に向かって出発。5キロほどペダルをこぐと冬の海が見えてきました。大西洋の波は荒々しいですねえ。
さて今回の旅の費用は、トゥクトゥク・ツアーが30ユーロ、シードル醸造所での昼食代が66ユーロ、チョコレートの試食と見学が15ユーロ、レンタサイクルが8ユーロ、宿泊代が120ユーロで、締めて239ユーロ(約29,000円)でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、なぜかやる気満々で目がさめた。早速、自転車を漕いでパン屋に向かったところ、100メートルも走らないうちに息切れ状態に。慣れないことはするもんじゃない・・・
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
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