オーヴェルニュのお宝1 [オーヴェルニュ地方]
今日から4回のシリーズでフランス中南部の山岳地帯オーヴェルニュ地方の小さなお宝を紹介します。
コロナウィルスのことは忘れて、お宝を拝見しましょう!
第一回目の今日は、山の中にある小さな集落ニエルヴェーズの共同パン焼き窯です。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年2月17日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
もくもくと煙が吹き出しているこの石造りの小屋が共同パン焼き窯です。
火を起こしているのは住人のマルクさん。じめっとした冬の寒さが瞬く間に消えていきます。
集落の中心にあるこのパン焼き窯、お年は200歳あまり。
「住人がここに集まって暖を取っていたんです」とロジェさん。
このかまどに火を起こすため住人総出で薪を集めたそうです。
集落には昔ながらの酪農施設があちこちに残っています。この貴重な文化財を知ってもらうために住民グループが活動を始めています。
「これらの施設が山の暮らしをよく表しているんです」と女性。
住民たちのこの活動を支援しているのがアンドレさん。カンタル県のお宝を守るための協会を運営しています。
村や集落の歴史を物語る様々な建物や施設が廃墟となりつつあるのを止めるために、住人や自治体にその大切さを自覚してもらうために県内を飛び回っています。
「私が話をしに行くと興味をもってくれます。自分たちとは異なる視点で村を見ているからでしょう」とアンドレさん。
住んでいる人たちにとっては特に気にもかけないようなことが、よそから来た人にとっては素晴らしいものに見えたりするもんですね。
アンドレさん、古い建物の維持の方法もアドバイスするそうです。
一方、こんな山奥にかまどが残っていたりします。
「昔ここは集落の調理場みたいなところだったんです。ここで皆が集まって料理を作っていました。料理に火が通るまでおしゃべりをしながら待っていたんです」と女性。
さて、最初に登場したパン焼き窯では、ちょうどリンゴのタルトが焼き上がったところでした。
「子供や孫たちに、昔の暮らしを、私たちがどんな風に暮らしていたかを話しておこうと思っています」と女性。
薪の火で焼いたタルトが美味しそうですねえ〜。
続く・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ダイエットを小休止して、カフェでチョコレート・タルトの一切れを食べようと手を伸ばした瞬間、肉離れを起こしてしまった。これはつまり、食べちゃいけません!ということですなあ〜」
VDM(Vie de Merde)より
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