さくらんぼの焼き菓子 [フランスのお菓子]
このところ天気は悪いものの、涼しくて過ごしやすい。時々夏を思わせるような晴れ間もある。
そこで気になるのが、いつ梅雨があけるか。天気予報を見ると、来週辺りから傘のマークが付いてない。
ということは、来週の連休前あたりに梅雨明けか?
梅雨があけて晴天が続くのはいいけど、夏にはあまり長く居座ってはもらいたくないなあ。8月一杯あたりでささっと退場してくれるとありがたい。
さて、さくらんぼが店頭に並ぶ季節になると思い浮かぶのがフランスのリムザン地方の名物お菓子クラフティ。
さくらんぼのたっぷり入った美味しい焼き菓子です。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年7月15日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
リムザン地方の夏は、さくらんぼの収穫で始まります。
パトリシアさんが庭の桜の木にはしごをかけてのぼっていくと、赤い実がみつかりました。
庭に行ったらさくらんぼが食べられるなんて素敵ですねえ。
あれえ〜、お庭で収穫したさくらんぼでクラフティを作るのかと思ったら、お店でお買い求めになるようです。
どうもクラフティに最適な品種のさくらんぼというのがあるらしい。
「ビガロ(bigarreau)という品種です。硬めでしっかりした味わいの甘いさくらんぼですよ」とお店の方。
では、ご自宅の厨房に戻って、早速、クラフティを作っていただきましょう。
材料は、バター、玉子、牛乳、砂糖、小麦粉。全部を混ぜ合わせてどろどろの生地を作ります。
さくらんぼは洗って軸を取り除きます。
「軸だけよ。種を取り除いてはダメ。種をとるためには実を開くことになります。そうすると形が崩れてしまうんです」
なるほど、そういうことか。ぐじゃっとなったさくらんぼより、まあるい方が美味しいそうですもんね。
耐熱皿にさくらんぼを並べて生地を加えます。本当にさくらんぼがたっぷりですねえ〜。
ひたひたになったら、200℃のオーブンに入れて30分ほど焼きます。
こうして出来たのがクラフティ。早速、お庭のテーブルでお客様といっしょに頂きましょう。
種が残っているから慌てて食べると、歯にあたって痛っ!なんてことになります。ゆっくり味わいながらいただきましょう。
「砂糖の一杯入ったケーキとは違う自然の甘みがするんです」と女性。
「一日のどの時間に食べても美味しく食べられます」と男性。
「皆と一緒に食べる焼き菓子なんです。全員が食いしん坊だからあっという間になくなってしまいますけどね」と女性。
クラフティを見るたびに自分でも作ってみようかと思うのですが、あの大量のさくらんぼを見るとちょっと厳しい・・・。
サイズを落として、小さいクラフティにすればいいかな・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、バースデーパーティの余韻を楽しむために、ケーキを少し残しておいたら、父に全部食べられてしまった」
VDM(Vie de Merde)より
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