あの島は今・・・ [ギリシャ]
感染者に1メートル以内まで接近し、その状態を15分以上続けた場合、濃厚接触者になる、というのが接触確認アプリの基本ルール。感染の実態を調べて行き着いた指標がこれなんだろうと思う。
となると、この状況にならないように気をつけるということになる。
6月から7月にかけての自分の行動を考えてみると、濃厚接触者なっても、又は自分が無症状の感染者だとしたら相手方を濃厚接触者にしてもおかしくないような機会がいくつかあることに気付かされる。特に7月に入って多くの人が活動を再開させてからは多い。
外出自粛が解かれてやっと自由になれるなどと思っていたら大間違いだった。むしろ、以前にもまして気をつける必要があるということなのだ。
ちょっとしんどいなあ〜。でもそうしないと感染は拡大していくばかり。もうしばらくは耐え忍ぶしかないなあ〜、と自分に言い聞かせている。
先日、テレビでワクチン開発の現場を取材した番組を見た。動物を使った実験では抗体が出来るのを確認できたようだ。次はこれがなんの副作用もなく人体にも応用できるかだ。
研究者の皆さんは黙々とお仕事されてました。それならこちらも黙々とマスクをして3蜜を避けることにしようと思う。
さて、本日はエーゲ海の小さな島のお話。小さな島と言っても、その名は世界の隅々にまで届いています。

下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年7月23日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ちょうど2年ほど前、経済危機はどこ吹く風でにぎやかだったサントリーニ島。
観光客が大挙して押し寄せていました。大型客船が何隻も到着してものすごい数の観光客を運んできました。
これ以上は来ないでくれとばかりに、観光税のようなものを課税したりしていました。
なにしろ、毎日12,000人が島を訪れるためこの有様です。屋外にいながらも3蜜!道路が渋滞することも度々。
ところが、現在は・・・。
港はほぼ空っぽ。その影響で観光収入が激減。
「経済危機です。観光客が来なくなったのがその原因です。島民が豊かに暮らすためには観光は必要不可欠です」
夕日が沈むこの風景。いつ見ても魅力的です。年間200万人が訪れていたのもうなずけます。で、2年前はこんなことになっていました。坂道を往来する長い人の列。てっぺんは鈴なり。
それが今ではこうなっています。ずいぶんとすっきりしました。でも、観光客ばゼロというわけでもなさそうです。
こちらはポーランドから来たというご家族。
「ポーランドからギリシャまでの飛行機代は50ユーロ。破格の値段です。普通だったらこれの5倍はしますよ」
なんだかのどかな雰囲気で逆にいいですねえ〜。
こちらはフランス人のカップル。ギリシャへの入国禁止が解除になった7月1日に航空券を購入したそうです。
「カメラをもった観光客がいなくてすごくいいですよ」と男性。
このお二人、検査で感染してないことが判明したため島に来ることができたようです。
サントリーニ島に観光でやってくるのは主にアメリカ人と中国人。ところがどちらも自国にとどまっています。
その結果、影響を受けたのはホテル。こちらは客室21室の小さなホテル。埋まっているのは40%ほど。もっと来てもらおうと宿泊代を半額にしました。
去年は予約で満室でしたが、今年は減少の一途。9月の予約は5件のみ。
「毎日のようにキャンセルがあります。飛行機が飛ばなくなったため宿泊を延期せざるをえなくなるんです」とホテルの方。
従業員を半分に減らしたところではオーナー自らが部屋の掃除を行っています。
コロナウィルス、どの国でも観光業界に大打撃を与えているようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、飛行機に乗ったが、あまりに揺れるので怖かった。隣の客を見ると目をつぶって寝ていたのでなんだかほっとした。しかし、よく見ると、目をつぶって祈っていたのだった
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
コメント 0