食卓のぶどうシャスラ [フランスのグルメ]
フランスで開催中のツール・ド・フランス、大会の責任者であるクリスティアン・プリュドム氏のコロナ陽性が確認されてしまった。
とは言え、その他全員の陰性が判明しレースは続行されている。
PCR検査は関係者全員に定期的に実施されるらしい。後半戦、これ以上の感染者が出ないことを祈るばかり。
さて、そのPCR検査だが、日本の企業が開発していた全自動PCR検査機が、フランスが先行投資していた関係でもっぱらフランスへの輸出が中心で日本で使えなかったという話だが、この全自動PCR検査機が感染防止対策に生かされたかどうかは疑問だ。
何しろ、これまでのフランスの感染者数は約300,000人、死者数は約30,000人。
日本の感染者数が約71,000人、死者数が約1,350人。
この数字、いろいろ考えさせられる。
それはさておき、まだ夏の暑さは残っているものの、朝と夜の気温が下がってきたせいか秋を感じさせます。虫の音も耳にとどくようになりました。やっとここまできたか・・・。
最近、ブドウがスーパーの売り場に登場するようになりました。お値段ちょっとお高め。
フランスにも食べるためのブドウがあります。しかもAOPのラベル付き。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年9月2日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
モワサックのすぐ隣にある小さな村モンテスキューのブドウ園。
黄金色にかがやく果汁たっぷりのこのブドウ、厳しい基準をクリアして育ったAOP付きのブドウです。
その名を、シャスラ=ドゥ=モワサック(chasselas de Moissac)と言います。
「こんなふうに茶色に変色したら熟したサインです。収穫しましょう」
ワインのブドウとは収穫の様子がちょっと違っています。手早くというより丁寧にといった感じ。
何しろ食卓に並ぶブドウです。見た目も大切。さらに糖度もしっかり確認します。
今年は例年より2週間早い収穫となりました。
「3月くらいにはたいてい霜が降りるんですが、今年はそれがありませんでした。春は暖かで穏やかでしたから甘く美味しいブドウになっていますよ」とぶどう園の方。
収穫されたブドウは農園の作業場に運ばれ、不要な葉や枝とカットしてもらいます。
この作業をする人たちのことをシャスラティエというそうです。
収穫されたばかりの野生のブドウを宮廷のお姫様に仕上げるのがその任務。
磨きがかけられ美しくなったシャスラは箱に詰められ出荷されます。
シャスラの収穫は10月までつづくそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、栄養士に、私が20キロも太った理由を図にしたものを見せられた。なんと私は、一人で4人家族分を食べていたのだった 」
VDM(Vie de Merde)より
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