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30ユーロで晩ご飯112 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回チャレンジしてくれるのは、フランス北部ノール県にあるレストランのシェフ。いつもと違って今回は、もどき料理を作ってくれます。

 西洋のもどき料理ってどんな感じなのかな?ではスタート!

Paris_Wambrechie.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で、2020年9月26日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

20200928.jpg

 本日は晩ご飯ではなくランチ。ランチでもきっちりフルメニュー、しかも飲み物付き。

 「ビールでしょ。それからケチャップ付きフライドポテト、サラミソーセージ、デザートはクレームブリュレ。しかし、気をつけて下さい。これは全部まったくの偽物なんです」

 このランチを作ってくれたのが、こちらのシェフ。

 では、材料を揃えるところから始めましょう。ここはお肉屋さん。厚めのベーコンを2枚購入。これが1.92ユーロで、残りが28.08ユーロ。

 次は八百屋さんにやってきました。まずはとうもろこしを4本。それから玉ねぎ1個、ビーツ一袋、玉子6個を購入。これが全部で9.32ユーロで、残りが18.76ユーロ。

 今度は乳製品のお店にやってきました。シェフが最初に手にしたのがポレンタ。ポレンタとは、とうもろこしの粉をお湯で煮たイタリア料理のこと。

 さらに、チーズ、板チョコ、牛乳1リットルを購入。これが合計で8.73ユーロで、残りは10.03ユーロ。

 なんとこれでお買い物は終了。もどき料理って安上がり?

 ではお店の厨房で調理の開始。

 まずはチョコレートをつかった料理から。

 「62%カカオのチョコレートですよ」とシェフ。

 かなり渋そうなチョコ。このチョコに、砕いたクルミとヘーゼルナッツとバターを湯せんしながら混ぜ合わせます。これをラップにくるんで形を整え、冷蔵庫で4時間ほどやすませてから粉砂糖をまぶします。

 ナイフをいれると、確かにこれはサラミソーセージに見えます。

 次に、チーズをスライス、ベーコンもさいの目に切ります。これらを鍋に入れ牛乳を加えてトロトロにしたら、器に盛り分けオーブンで焼きます。焼き上がりは確かにクレームブリュレ。

 しかし、さらに本物感を出すために、少量のザラメをふって、バナーで表面を焦がします。これで本物のクレームブリュレになりました。でもお味はちょっと違う。よってこれはデザートではありません。

 次に、ポレンタでフライドポテトを作ります。スティック状にスライスして油で揚げます。ソースは、ビーツをミキサーにかけてどろどろにしたもの。まるでケチャップそのもの。こんな裏技があるとは!

 最後は前菜のスープ。

 とうもろこしの実を牛乳と一緒にミキサーにかけたらザルでこしてジョッキに盛り付けます。最後に牛乳に玉子の白身と塩少々を加えて泡立てスープの上にのせたらビールの出来上がり。いや、ビールみたいなコーンスープの出来上がり。

 本日のメニューをおさらいしましょう。前菜はビールのコーンスープ、メイン料理はベーコンとチーズのクレームブリュレとフライドポテト、デザートはチョコとナッツのサラミでした。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、グーグルマップによると、私の家は、今日ビールを買ったお店の上にあるらしい[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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