小さな村の学校は150歳 [ローヌ=アルプ地方]
富士山で初冠雪!去年より24日も早いとか。あれだけの猛暑だったのに・・・。
今年の冬は例年と比べて寒いんだろうか?暖冬もやだけど厳冬もご勘弁願いたし。
昨日の朝、仕事を始める前に近くの公園を15分ほど歩いてきた。空を見上げると、雲ひとつない。爽快な朝だった。
さて、フランス中部の小さな村に創立150年という小学校があるそうです。
150年前と言えば1870年。日本は江戸時代に終止符を打った明治維新を迎えたばかりの頃です。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で、2020年9月28日に放送)
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村は標高900メートルの牧草地帯にあります。
その村の中心にあるのがこの小学校。今年、創立150周年を迎えました。
小さな校庭には木が2本。小さいながらもサッカーが楽しめるコートもあります。歴史を感じさせる校舎ですが、古ぼけではいません。
今でも学校として機能していることがよくわかります。
両親、さらにその両親、そのまた前の世代の人々が通い続けて150年が過ぎました。
「皆、知ってる人たちばかりですし、僕もこの小学校に通いました。ですからとても愛着があります」と女の子のパパ。
「村に学校があるというのはとても大事なことです。失くしてはいけません」と別の男性。
こちらは子供2人の4人家族。子どもたちは2人とも3歳の時から学校に通っているそうです。
「すぐ近くの学校に子供を預けて農業ができるのはとても助かります」とお父さん。
朝8時20分になるとコミュニティバスがやってきて、子どもたちを学校まで乗せていってくれます。
村の人口は460人ほど。生徒の数は23人でひとクラスしかありません。日本で言えば、小学校の低学年に当たるようです。
こちらが先生のクロチルドさん。それぞれの生徒のレベルに合わせた教材を用意しています。
算数、文法、ディクテーション等々。
村全体で学校教育を大切にしているようです。その最前線に立つのが村長さんです。
「この学校ができたのは1870年のことです。一階は教師の住まいになっていました」
今日は、昔、ここで教師をしていたというジュヌヴィエーヴさんが学校にやってきました。今年84歳になるそうです。
1954年から1969年までこの学校で先生をしていました。
「これは私が初めて受け持ったクラスです」
遠足に出かけた写真も残っていました。いい時代でしたね。
「いい思い出ばかりですよ」とジュヌヴィエーヴさん。
一方、こちらはかつて生徒だったという男性。
「昔は歩いて通ってましたよ。バスなんてなかったですからね(笑)」
なんだか城壁の上にできた学校みたいに見えますね。思ったより校庭は広いようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、息子が学校で "アルベール” に嫌がらせを受けたという。アルベールとは、校長先生のこと」
VDM(Vie de Merde)より
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