スキーはどうなる? [トピックニュース]
昨日は天気予報が大外れ。大方の予報では晴れだったのに、延々と曇り空が続いて一向に晴れる気配なし。
予報で晴れと言ったから信じて洗濯して外に干したのに全然乾かない。なんだかやたら腹が立って来た。ぶりぶり文句をいいながら、午後3時くらいには部屋干しに切り替えた。
NHKの夕方の天気予報で予報士の方が、予報がはずれてもうしわけありませんって謝ってたからしかたないなあ〜ってことになった。やれやれ。
それにしても欧州の冬はいつもどんよりとした天気が毎日のように続くけど、そんな冬を皆どうやってすごしてたんだろう?日本は冬でも日差しがあるから幸せだ、などと久しぶりにわが家は意見が一致したのだった。
それはともかくとして、今月外出制限が解かれる予定のフランス。
本格的なスキーシーズンを迎えて、年末年始はスキー場ですごしたいと考えているフランス人は少なくないでしょう。
しかし、先日、マクロン大統領が、スキーは禁止することになると言い出したから困惑が広がっています。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年12月2日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
早速、大統領のこの発表に異議を唱える人たち、つまり関連の商業施設の方がたやウィンタースポーツ好きの皆さんが反対運動を起こしました。
やっぱりねえ、フランスですもん、すぐそうなりますよねえ〜。
マクロン大統領、国境を超えてスキーをしに行く人々には罰金を貸すなどの厳しい措置を取るつもりだと言ったから、国内だけの問題から近隣諸国、特にスイスにまで波及する事態になってしまいました。
こちらは例年なら冬のバカンスを楽しむ人たちでにぎわっているはずのシャテルのスキー場。雪は降ってもリフトは止まったままです。
ここから2キロほど先にはスイスのスキー場があります。そこはまもなく様々な施設が営業を開始することになっています。が、シャテルは開業できません。
「どうしてフランスはオープンできないのにすぐそばのスイスはオープンできるんですかね?」と男性。
感染拡大を防ぐためにスキーは禁止だけど、隣の国に行けばスキーはできますとなると、大勢の人たちが国境をこえてしまうかもしれません。それを防ぐために罰金ということなんでしょう。しかし・・・・。
「国の移動はシェンゲン協定で自由じゃないですか。なぜ禁止するんですか?」と男性。
因みに、スイスもオーストリアもスキーは禁止してないそうです。
こちらはシャテルの村長さん。
「ソビエト時代の壁みたいな感じですよ。でも、技術的にどうやって取り締まるんですか?国境なんて実際には見えませんよ。しかもコロナ感染者は一人もいません」
村役場には連帯を示すためにスイスの国旗が掲げられていました。そのスイスの方はどう思っているんでしょうか?
「フランスの皆さんをいつも笑顔で歓迎しているのに、急に家にいなさいなんて言えないですよ。マクロンさんがダメだと言っても、我々は受け入れますよ」
これではちょっとやそっとでは受け入れてもらえそうもありません。政策変更を余儀なくされそうな・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、スキーをしながら前の人が滑ったあとをそのまま滑っていたら、前の人と全く同じ場所でころんでしまった」
VDM(Vie de Merde)より
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