週末はメスで再び [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はフランス北東部の都市メス(Metz)を訪ねます。4年ほど前に一度訪ねているので今回は再訪です。
パリ東駅から高速列車で約1時間半。1〜2時間おきに列車が出ています。週末旅には調度良い距離かもしれません。
では出発!
下記の写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年12月5日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
はあ〜、ほお〜、きれいな街・・・。これは期待できそうな。
街を流れているのはモーゼル川。
「プロテスタントの教会が見えてきました。多くの人がこの辺りで写真を撮ります」
岸辺に並ぶ建物だけでなく、自然も豊かなモーゼル川。
次は陸に上がって、街を見物してみましょう。なんと言っても注目はこの建物。サンテティエンヌ大聖堂です(青印)。
ストラスブールの大聖堂はピンク色でしたが、こちらは黄色。この姿で8世紀に渡り街の歴史を見守り続けてきました。沢山のステンドグラスに囲まれた室内。中にはシャガールの作品もあります。
次は街を散策してみましょう。この街ならではの建物が並んでいます。19世紀末、メスはドイツの支配下にありました。
「1871年から1918年まで、この街はドイツ帝国の一部でした。ドイツはこの街を作るのにお金を惜しみませんでした」とガイドさん。
フランスのテイストとはちょっと違うのはそのせいかもしれません。
そしてこの現代的な建物。10年ほど前に作られたメスのポンピドゥー・センターです(赤印)。ここの木組みの天井は日本人建築家、坂茂さんの手によるもの。この日は、この印象的な青色で知られるイヴ・クラインの作品を展示していました。
さあ、そろそろお腹がすいてきました。メスには本場のイタリア料理をだしてくれるレストランが沢山あるそうで、その中の一つCasa Ricci(オレンジ印)でお昼をいただくことにしましょう。
1950年代、仕事を求めてイタリア人家族が大挙してこの街にやってきた時期がありました。主に炭鉱で働いていたとか。
テーブルにはイタリアの家庭料理が並んでいます。美味しそうですねえ〜。
お腹が一杯になったら腹ごなしにスキーを楽しみましょう。とは言っても、ここは町中にある屋内スキー場Snowhall(緑印)。季節を問わずスキーが楽しめます。現在はコロナ禍で休業中。空から見た外観はこんな感じ。
「ゲレンデは620メートルあり、世界で2番めに長いゲレンデです」とスキー場の方。
さて、メスから30キロほど北へ行ったところには、かつてメスの産業を支えてきた製鉄所の跡があります(水色印)。かつて工場で働いていた方が中を案内してくれました。ここは歴史的建造物として保存されているそうです。
最後は、晩秋の自然の中でモーゼルワインを頂きましょう。直ぐ側にはツリーハウスの宿泊施設があります。ここなら、都会の喧騒をわすれて週末をすごすことができそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、友人が誰かを紹介してくれるというので会いに行ってみると、その誰かと友人が手話で話しているのが見えた。近づいてみると・・・手話ではなく普通のイタリア人だった」
VDM(Vie de Merde)より
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